葉っぱの裏からこんにちは。
昨日中国地方が梅雨明けしたというニュースが流れた。
私は夏が大好きなのでおっ、これで本格的な太陽の日差しを拝めるぞと思って気分が盛り上がった。
しかし夕方になって梅雨明けは山口県を除くという情報が出て少しがっかりした。
梅雨明けの定義は梅雨前線が北上してその地域から離れるか、前線の活動が弱まって消滅した時にその地方の気象台が発表するものらしい。
山口県は福岡管区気象台の管轄に含まれるのでまだ梅雨明けの発表が無い。
週間天気では来週の初めごろはしっかり目の雨が降ると予報されている。
天気が回復して夏空が広がるのは週末になりそうなので梅雨明けもそれ以降になりそうである。
今年は水害が起きるほどの大雨が二度も降ったので雨はもう結構である。
雨の思い出と言えば子どもの頃に自宅の庭に生えていた紫陽花を学校に持って行ったことがある。
私が小学生の頃は何かあると生徒が色々なものを学校に持ち込んでいた。
ヤマモモだったりビワだったりユスラウメを持ってくる子もいた。
そういう時はみんなで分け合って食べることが出来たのでちょっとしたおやつ気分で愉快だった。
紫陽花は食べられないし学校の花壇にいくらでも植わっているので珍しくはなかったが珍しい色の物はそれなりに女子に人気があった。
そんな感じで毎年恒例の紫陽花を学校に持ち込んで花瓶に刺しているともぞもぞ動くものが見えた。
はて、何だろうと思ってよく見て見るとナメクジだった。
ヒェッと思わず声が漏れた。
私はナメクジがあまり得意ではない、どうしても触れと言われたらどうにかするが基本的には人任せにしたい。
そこで虫や爬虫類なんでもござれの子にお願いナメクジを取ってとお願いした。
何だ、こんなのが怖いのと言ながらいとも簡単にちょいとつまんで窓から放り出した。
ありがとうと言おうとしたら、うわっ何じゃこりゃとその子が叫んだ。
何事かと思って紫陽花をよく見て見ると葉っぱの裏にナメクジがうじゃうじゃいた。
そのビジュアルはヌメヌメしたものがダメな人には到底見せられない光景だった。
私もクラクラしながら虫猛者の友達と一匹一匹つまんで逃がしてやった。
その数は十では効かなかった。
紫陽花の葉っぱはナメクジの大好物なので群がっていたのだろう。
女子からは気持ち悪~いと言われるし、紫陽花はボロボロになっているしで良い事は何もなかった。
とまあ私が子どもの頃は大抵なんでも学校に持ち込めたが今はどうなのだろう。
個人の好みもあるだろうしアレルギーの問題もありそうだ。
何事にも大雑把だった昭和時代の懐かしい思い出である。
そんな事を振り返りながら昨日の晩御飯談義。
昨日は少し面倒だったので手抜きご飯。
お米を研いで浸水させて炊く。
その間にオクラを茹でる。
長芋の皮を剥いて粗目に摺り下ろす。
それを合わせて白だし、醤油で味を付ける。
仕上げに鰹節を振って味を補強する。
鶏モモ肉を一口大に切り分ける。
塩コショウを軽く降って小麦粉をまぶす。
油を敷いたフライパンで両面をこんがりと焼く。
そこに麺つゆを加えて照り焼きにする。
大根を細目のいちょう切りにする。
それを梅酢で和えて冷蔵庫で休ませる。
ご飯が炊けたら小ぶりなどんぶりにふんわりよそう。
上からオクラ山芋をかけて海苔を振りかけて完成。
冷蔵庫から梅大根を取り出して晩御飯。
昨日のお酒は定番のビール。
オウシュッとプルタブを起こしてタットコタットコとグラスに注ぐ。
では乾杯。
ウグウグウグーッと一気飲み。
チハーッウメェ、もうどうにでもしやがれと威勢のいい言葉が出る。
ではつまみに梅大根を食べる。
おお、酸っぱいと口が曲がる。
梅酢の酸味がダイレクトにきて大根のショリショリした食感が嬉しい。
これはお酒が進むなぁと困ったふりをしながらチビチビつまんだ。
そらからメインのオクラ山芋丼を食べる。
シャキシャキのオクラとトロトロの山芋の組み合わせがナイスコンビである。
ご飯との相性も良くてぺろりと食べそうだったのでペースを落とした。
一緒に鶏の照り焼きを食べると肉の旨味が加わってリッチな味わいになった。
二本目のビールは一瞬で飲み干したので三本目を台所に取りに行ったら妻からそれでおしまいよと釘を刺された。
嫌だなぁそのつもりだよと言うと、だってそこからは加速がついて際限なく飲むじゃない、私の分のビールが無くなるわという事だった。
なるほどと思ったので三本目のビールは大切に飲んだ。
お腹は八分目でお酒もほどほどで止めたので満足感の高い食事になった。
サッと片付けて昨日もとても早い時間に床に就いた。
最近は早寝が楽しい。
それにしても梅雨明けの知らせを早く聞きたいものだ。
瀬戸内の夏は暑いけれど海風が気持ちいいんだぜ。
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