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アジアさすらいの日々ープロローグ

みなさん、こんにちはこんばんは初めまして。カザラキです。

あれ、今日は何か雰囲気が違うぞ、と思う方もいると思います。普段は麻雀に関する記事ばかりを書いているので、それだけを書く人として認識されているかもしれません。しかし今回は麻雀の話は一切なく、「旅」、特に「バックパッキング」の話をしたいと思います。

実は僕、麻雀の他にいくつか趣味がありまして、その一つがバックパッキングなんです。バックパッキングの定義については本編で追及する部分なのですが、簡単に説明するとそれは「あまりお金をかけずに長期間(主に海外を)旅行すること」です。そしてそれを行う人はバックパッカーと呼ばれるのですが、イメージとしては⇩下の写真のような感じです。

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現在の僕といえば、フルタイムで働いているのでなかなか旅に出ることはできないのですが、2年前(34歳くらい)まではチャンスがあれば数週間から数か月程度、いくつかの国々を回っていました。旅行しやすさや費用面が理由で、行き先はアジアばかりなんですが、その国の都会と辺境では全く風土が違っていて、飽きることは全くありません。また、同じ場所でも何年も経つと雰囲気がガラッと変わっていることも多く、町や人の変化のダイナミズムが肌で感じられることも旅の醍醐味の一つです。

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例えば上の写真はベトナム北部のサパという町で撮った写真で、ここには少数民族が多く暮らしています。標高の高い地域なので町全体が霧に包まれていて、週末には近くに住んでいる様々な少数民族のグループが布や農作物、家畜など、それぞれの特産品を持ちあって売り買いしていました。

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こちらはラオスのルアンパバーンという仏教の僧侶がたくさんいる町。7年前に訪れたとき、ラオスはアジアの中でもあまり都市化されておらず(今もですが)、のんびり過ごしたい人にはおすすめです。

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そしてこちらはインドのバラナシという町で、ヒンドゥー教の聖地のひとつです。私が滞在していた9月は毎日上の写真のような儀式(プジャ)が行われていて、幻想的な光景を見ることができます。ここではちょっとしたロマンスがあったんですがそれは本編でお話ししたいと思います。

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というような海外(主にアジア)の色々な町を時間を見つけては訪れていたんですが、やはり僕にとって一番思い出深いのは、今からちょうど15年前、21歳の時に初めて海外へ行った時のことです。当時は大阪から中国に入り、そのまま東南アジアを通ってインドの方まで行くというプランで旅を始め、可能な限り進もうと思っていました。

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ただいくつかのバックパッカー体験記なるものは読んでいたのですが、ほとんど情報のないまま日本を飛び出したおかげで、思いがけないトラブルが次から次へと起こっていきました。詐欺のような手口に遭遇することもあれば、命の危険を感じることもありました。
(※上図は3年前くらいの海外安全情報の地図。黄色が「十分注意してください」、山吹色が「不要不急の渡航は自粛してください」を意味しています。ただ15年前は更に山吹色の範囲が広かったように思います。)

一方で全く知らない文化や想像もできない生き方を歩む人々に出会うことは当時の僕にとってはとても刺激的で、旅先で出会った外国人バックパッカーたちと共に行動したり、現地の女の子とデートしたりする機会もありました。良くも悪くも海外の旅という非現実的な日々を長い期間に渡って過ごし、その中で感じ取ったことや思索したことは、その後の自分自身の生き方に大きな影響を与えました。
(下の写真はネパールの山岳地帯で撮ったヒマラヤの写真と地元の子供たち。大人はバックパッカーのような暇人の相手はできないので、遊び相手はもっぱら子供たちでした。)

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そしてその経験からちょうど15年が経った今、当時の僕の経験を、その後学んできた視点や考え方と一緒に振り返ろうと思い、旅行記を書くことにしました。完全に自己満足でしかないのですが、実際に起こった出来事はそのままに、なるべく読者の方が楽しめる構成を心がけますので、ぜひ一度読んでみてください。
「若者はどんどん海外へ飛び出せ!」などと、頑固親父のような事は言うつもりは毛頭ありませんが、特に若い人がこの旅行記をきっかけに海外の文化や人々に興味を持って欲しいと思っています。コロナ禍でなかなか海外に行くことも難しい昨今ですが、この旅行記を読んで少しでも非現実的な日常を味わっていただければ幸いです。

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最初は「アジアさすらいの旅ー中国編」と題し、日本を発った2005年9月20日からベトナム入国まで、約1か月滞在した中国での出来事を綴っていきたいと思います。麻雀記事と同様、1週間に1回程度記事を投稿していく予定なので、面白いと感じた方は、フォローや「スキ」、サポートなどをしていただければ更なる励みになりますのでよろしくお願いいたします。
それでは中国編、始まります!

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