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それどういう感情?

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『マインドセット』という言葉をご存じですか?

マインドセットとは…

親の育て方やしつけ、過去の経験、受けてきた教育、生まれた時代背景などから作られた、ものごとの見方や考え方のことです。

それにより、自分が持つ信念とか価値観、判断基準や無意識の思い込み、身についた思考回路といったものが、人それぞれの『マインドセット』ということです。

そして、そのマインドセットには決定的に違う行動を起こす2つの種類が存在します。

1つ目は、ものごとをポジティブに捉えることができる『成長(しなやか)マインドセット』

2つ目は、ものごとをネガティブに捉えてしまう『硬直(コチコチ)マインドセット』があります。


- 成長マインドセットの特徴 -

・能力は、自分の努力次第で成長していけるという考え方

・挑戦する、努力する、失敗から学ぶことができる

- 硬直マインドセットの特徴 -

・能力は一定であり、努力によっては変わらないという考え方

・挑戦しない、学習しない、失敗を恐れ、できることしかしない 


1つの例を出してみましょう。

“思ってもみない難題”を先生や上司から突き付けられたとします。

※この難題については、『超難しいまだ習ってもいない数学の問題を解く』でもいいし、『新商品のプロジェクトリーダーを突然、任せられる』でもいいし『所属しているクラブのキャプテンに任命され、優勝に導く』ことでもいいでしょう。

この時の心理反応として、どちらかの『マインドセット』が働くということです。

どうでしょうか? 少し自分なりの難題を考えてみて、自分の心理反応を確かめてみるといいかもしれません。


成長マインドセットの人は基本、努力次第で成長していけるだろうと考えるため、ポジティブに捉えます。その結果、数学の問題は率先して解き、プロジェクトリーダーを引き受け、前向きに所属クラブのキャプテンを努めるでしょう。

また、挑戦することや努力することを楽しむことができるので、往々にして良い結果が出ることが多いです。たとえ失敗しても、そこから学ぶことができると考えているので、失敗も恐れません。

一方、

硬直マインドセットの人は、能力は一定であると考えていて、努力によっては変えられないという考え方をするため、その難題をネガティブに捉えます。そのために、数学の問題を解くことをやめてしまったり、新商品のプロジェクトリーダーを辞退したり、所属クラブのキャプテンを譲ったりしてしまう、という結果になります。

理由として、挑戦しても失敗したらおしまいだ、学習しても意味がない、余計な負担がかかるだけだ、など失敗を恐れて行動に移せないという思考に陥ってしまうからだということです。


要するに、『ものごとの捉え方はマインドセットによって二極化する』ということですね。

当然、1人の人間でも起こる事象(得意分野や苦手意識のあるもの)によって、この『マインドセット』はどちらにもなったりします。また、ハッキリではなくグラデーションだったりもするんだろうと思います。

ただ、これを知っておくだけで何か起きた時に、私はいま『硬直マインドセット』になってるなー、とかがわかってくるかもしれません。

そして、『成長マインドセット』を心がけるように意識づけができたら良い行動に変えられそうです。

今の考え方を見直したいなあ、と思ってる方へ共有いたします。





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