若いキミへ
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社会人になってから、「あぁ、学生の時にもっとやっておけばよかったなあ」と思うことは何か?
少し考えてみたいと思います。
「自分の足りてない部分」を常に感じながら、大人というのは日々、生きております。
私が思うのは、まず「読書」です。
本を読む冊数が学生時代は本当に少なかった。
これは今になって、取り返したい気持ちで本を読むように心がけていますが、学生時代から読んでおけば、もっともっと早く知識を得られたし、人として成長する速度も早くなったと思います。
まさに本には叡智が詰まっています。
本の内容は特に何でもいいと思います。活字を読む習慣がついていれば大人になっても学ぶことが苦ではなくなるので。
次は、「人前で話す経験」ですね。
これも今になってわかるんですが、圧倒的に話す経験を積めば積むほど、慣れてくるってこと。初めからうまく話せる人なんて存在しませんので。
そしてそのスキルがあれば、大人になってビジネスやあらゆる場面において、それはきっと役に立つことでしょう。
私は、昔は人前で話すことがイヤでイヤで仕方なくて、それを避けて通ってきました。なので、これについては大人になってからだいぶ苦労をしました。
学校では「読み書き」はたくさん習うのだけど、「話し方」はなかなか教えてもらえないので、イヤでも積極的に「人前で発表する」ような場はたくさん経験しておいて、慣れておいた方がいいでしょう。
自分の話し方を、動画を撮って客観的に見てみるのもいいと思います。
あとは「海外旅行」ですかね。
海外に行ってみることで、自分が日本人であることが明確にわかるからです。日本にいたら日本人であることが当たり前すぎて忘れてしまいます。
日本独特の文化や価値観が、日本以外の国と比べることでわかります。
日本での当たり前が通用しないことを実感して、世界には様々な文化があることを知るのは、未来の職業選択を考えるうえで、経験しておいた方がいいでしょう。
最後は「知識ある大人とたくさん話す」こと。
基本、学生時代というのは親や親戚、学校の先生、あとはバイト先の店長くらいしか大人と話す機会がありません。
そこから学べるものは、かなり少なく、偏っている情報ですから、「知識のある大人たち」と話す機会が多ければ多いほど、将来、自分が大人になる時の将来像の参考資料として、とても幅が広がるんじゃないかなと思います。
ざっとこんなところでしょうか。若い方たちの何かの参考になれば幸いです。
本をよく読んで、人前で話すことを率先して、どこか海外に行ってみて、頭のいい大人たちとたくさん話をしていきましょう。
学生気分がまだ抜けない、ただのオジサンから共有いたします。
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