セナ

お越しくださり有難うございます。11部始動です。いつまで続くのでしょうか…😅。いつまで…

セナ

お越しくださり有難うございます。11部始動です。いつまで続くのでしょうか…😅。いつまでも…?(笑)

マガジン

  • アンドロイド転生  あらすじ

    あらすじ、登場人物

  • アンドロイド転生

    24歳のアオイは命を落とし、生まれ変わりました。80年後の未来。アンドロイドとなって…。

  • ダイアリー

    日々のこと

  • もしもゾンビが

    ゾンビサバイバルストーリーですがゾンビが滅ぶまでと、滅亡した後の世界が終わって新たな始まりが主体です。わずかな人間が生き残るために模索、葛藤、奮起する物語です。

  • もしもゾンビが   あらすじ

    あらすじ 登場人物 あとがき

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アンドロイド転生 あらすじ10

807話〜893話(87話) 2118年7月〜10月の出来事 成田国際空港。リョウはイギリスに向けて旅立った。ハスミエマを貶めた謝罪をする為に。エマは言った。詫びる気持ちがあるなら100日間、家に通えと。リョウは誓った。必ず守ると。 エマの心が軟化しリョウを許した。74日目の事だった。彼女は気付いたのだ。全ては自分の心次第なのだと。だがリョウは残りの26日も守った。彼らは互いの幸せを祈って別れた。 リョウが詐欺に遭遇したところを助けたイギリス人のミアと彼は友情を深めた。

    • アンドロイド転生897

      (回想) 2118年8月31日 夜 葛飾区:カガミソウタの邸宅 退院したソウタだが、まだ身体は病み上がりで万全ではない。そんな状況に1人で放ってはおけない。食事などソウタが作るとは思えないのだ。だから平家カフェで養生しろとリツは提案した。 だがソウタは拒否した。庭に弔ったスミレを1人にしたくないと言うのだ。アリスはその気持ちが痛いほど理解が出来た。 「じゃあ…私がここに残ります」 リツはその言葉に同意した。元ナースのアリスがいれば安心だ。平家カフェの戦力がまた失われるが

      • アンドロイド転生896

        2118年10月31日 午後 都内某所の公園 リツとソウタはパーティに参加しているアンドロイドのゲンを公園に連れ出した。ゲンは人間の呼び出しに臆する事なく平然としている。2人は主人ではない。恐れる必要などないのだ。 ソウタはスマートリングを立ち上げると不敵に笑った。ホログラムが宙空に浮かんだ。 「これが何か分かるか?さぁ…譲渡契約書にサインをするぞ。お前はどうなるかな?」 ソウタはサインをした。即座にその情報がゲンの所有者のラボに送信されてゲンの契約者がスオウトシキから

        • アンドロイド転生895

          2118年10月31日 午後 都内某所の住宅 人間の女性に悦びを与えていたアンドロイドのゲンの元に男性が2人やって来て話があると言う。ゲンは服を着た。本当は主人でもないリツとソウタに従う必要はない。 だが好奇心の強い彼は2人の登場に喜んだ。ゲンは身支度を整えると優しく微笑んで女性の頬に触れてそっとキスをした。どんな時でもスマートに振る舞う事が信条なのだ。 「行って来ます。直ぐに戻ります」 ゲンはリツ達を見た。 「さぁ。参りましょうか。でも直ぐに終わらせて下さいね。他にも

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        アンドロイド転生 あらすじ10

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        • アンドロイド転生  あらすじ
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        • ダイアリー
          11本
        • もしもゾンビが
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          7本
        • ストレスケア病棟入院
          19本

        記事

          アンドロイド転生894

          〔11部 始〕 2118年10月31日 午後 各地にて ドラキュラ伯爵が天使と共に街を歩いていた。狼男が天に向かって吠えた。バニーガールの2人組が飛び跳ねた。ピエロ達がダンスを始めると周囲の者が手を叩いて喜んだ。 街中が人で溢れ、思い思いの仮装で通りを闊歩していた。心踊るイベントは始まったばかり。老若男女が大いに喜び、笑い、その日を有意義に過ごすのだ。誰もがハッピーだった。 空中に巨大な鯨が何頭も泳いでいる。その周りには人魚やイルカだ。他にも仮装しているアンドロイドが

          アンドロイド転生894

          アンドロイド転生893

          去る2118年9月14日のこと イギリス:ハスミ邸の近くの公園にて エマはリョウを許した。100日通わなくても良いと言ったのだ。本当はずっと前から怒りなど消えていた。エマは気付いたのだ。人を恨むよりも、もっと素晴らしい生き方があることに。 リョウの真摯な態度が彼女の心を動かしたのかもしれない。本来の明るい性格のエマだったからなのかもしれない。そして2人は笑顔で別れた。大きく手を振って。満面の笑顔で。 2118年10月10日 深夜 ハスミエマの邸宅 リョウは家に2度と訪

          アンドロイド転生893

          アンドロイド転生892

          2119年10月8日 夜 東京都台東区上野:ミシマユウサク邸  家族用リビング ホームの暮らしを伝えるチアキ。それを喜んで聞く少年サクヤ。彼は山に憧れた。自然や動物が好きな子供でうさぎ係なのだ。育て方をチアキに指導する。幼くても先輩なのだ。 ナニーアンドロイドのユキが立ち上がった。 「サクヤ様。そろそろお休みの時間ですよ。うがいをなさって下さい」 現代は歯磨きは必要ない。うがい薬で充分だ。 サクヤは口を尖らした。 「えー。まだ眠くない!」 ユキとは11年の付き合いで母親

          アンドロイド転生892

          アンドロイド転生891

          2119年10月8日 夜 東京都台東区上野:ミシマユウサク邸  家族用リビング 先週のこと。園内の全てが竣工し、行政の担当者が設備を全て最終確認した。3日後に認可が降りた。『つばさ幼稚園』は来春、開園が出来るのだ。いよいよ園児募集まで漕ぎ着けた。 夕食を終えて全員が寛いでいた。チアキも同席するのだ。それが本当に嬉しかった。まるで家族のようだ。11歳のサクヤがチアキを見た。 「ね?村は何が楽しかった?」 今までも何度も尋ねられてその都度答えているが、サクヤは山の話が好きな

          アンドロイド転生891

          アンドロイド転生890

          海岸で見つけたシーグラスを加工してサキはベビー用ピアスを作製した。簡易的な平家の紋章も彫った。それが人々に受け入れられた。ホームページを立ち上げると注文が殺到した。 サキはどんなに仕事の量が多くなっても仕上がりに妥協せず心を込めて作った。サキの技術は更に向上し、瞬く間に人気サイトになってしまった。恋人のケイも友人のツグミも彼女の成功を喜んだ 2119年10月2日 午後 千葉の海岸 今日もいつものようにケイと2人で海岸に訪れてシーグラスを探していると男女が声を掛けてきた。

          アンドロイド転生890

          アンドロイド転生889

          2119年10月1日 早朝 都筑山:山中 山岳部に入部したルイは5人の仲間と共にリュックを背負って山道を登っていた。天気は快晴。空気は澄んでおり爽やかだ。樹木は赤や黄に染まり美しい彩りを魅せている。 ルイは足元を踏み締めてしっかりと歩いた。ふと気付く。赤いキノコが目に入った。目を凝らす。あ、あれは…!しゃがみ込んでじっくりと観察した。これは!ヒメアカネダケだ! 近くに目を移すと密生していた。ルイはひとつ手折った。それに気が付いた部長が目を剥いた 「ダメだ!触るな!毒キノ

          アンドロイド転生889

          アンドロイド転生888

          2119年9月22日 世田谷区:カナタのホストファミリー宅 夕食時。カナタとサイトウ夫妻はテレビのホログラムを眺めていた。ニュースが流れている。人間と犬が病院に出向いていく。パートナードッグと言うボランティアだ。 カナタは目を見張った。 「え!そんなのあるの?」 サイトウ氏は微笑んだ。 「そうさ。犬には人を癒す力があるだろう?」 テレビでは病気の子供達のベッドに犬がやって来て愛嬌を振り撒いている。子供は大喜びだ。撫でたり、キスしたり、飛びついたり、きつく抱き締めたり。だ

          アンドロイド転生888

          アンドロイド転生887

          2118年9月20日 午後10時過ぎ 東京都港区:帰り道 シオンはトウマとヒマリの3人で食事をしてその後はジムでスカッシュをプレイした。ヒマリと別れて2人は帰路の途中である。 「今日は楽しかったです」 トウマはニッコリとする。 「そっか。なら良かった。またモデルしてくれな。皆んな喜んでたからさ」 「はい」 そう。そもそも今日の目的はトウマの大学の美術サークルのモデルだった。まさかその後にトウマ達と食事やスポーツをするとは思わなかった。楽しかった…。うん…。多分…。 「

          アンドロイド転生887

          アンドロイド転生886

          2118年9月20日 夜 都内某所:イタリアンレストラン トウマもヒマリも次々とメニューを選び、あっという間にテーブルが一杯になった。山盛りの肉にシオンは目を丸くした。 「こ、こんなに食べるんですか…」   ヒマリはニッコリとする。 「その分、ちゃんと運動するよ!この後スカッシュに行くの。シオン君も行こう!」 「スカッシュって…」 「室内でするテニスみたいなもの!ハードだけどスッキリするよ!」 シオンは呆気に取られる。向日葵のような女性は本当にエネルギーに満ち溢れている。

          アンドロイド転生886

          アンドロイド転生885

          2118年9月20日 午後6時近く 都内某大学:美術部室 モデルの仕事が終わったシオン。元々活動的ではない彼でも2時間も椅子にただ座っているのは疲れてしまった。それでも部員達の作品を見て嬉しかった。来て良かったと思った。 そんなシオンの前に女性がやって来た。スワヒマリと名乗った彼女は、8月生まれで向日葵が名前の由来だと笑った。確かに夏の太陽の下が似合う快活そうな女性だった。 シオンは頭を下げた。 「初めまして。宜しくお願いします」 ヒマリも微笑むとトウマを見上げた。 「

          アンドロイド転生885

          アンドロイド転生884

          2118年9月20日 午後3時過ぎ 都内某大学:美術部室 トウマの大学までやって来たシオン。キャンパスでは女性達が彼を囲んだ。誰もがシオンの美を称賛した。トウマに連れられてシオンは美術部の部員達の前に立った。 トウマの所属する美術サークルは部員が30名。部長を始め誰もがシオンの登場に息を呑み絶賛した。やはり美は最強なのだ。部長に勧められてシオンはスツールに腰掛けた。 シオンは国民になって約2ヶ月が経った。注目されることに慣れてきた。それでも絵のモデルは緊張する。俯き加減

          アンドロイド転生884

          アンドロイド転生883

          2118年9月20日 午後3時 日本:東京都内某所 大学の構内 シオンの周りは人だかりだった。ほぼ女性が占めている。誰もが瞳と白い歯を輝かせ、好奇と好意を寄せて彼の容姿を称賛した。銀髪に紫色の瞳。憂を帯びた顔立ち。スラリとした身体。 「妖精みたい!」 「天使ですか?」 「彼女いる?」 「新民者(平家の子孫)でしょ!」 シオンは頷いた。はい。そうですと応えただけで声も素敵だと大喜びだ。 「何でここにいるの?大学生なの?」 「高校2年です。人と待ち合わせてて…」 建物から

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