h!

大学3年 / 基本的に自分で見返す用の記録なのでお手柔らかに。

h!

大学3年 / 基本的に自分で見返す用の記録なのでお手柔らかに。

マガジン

  • デザイン

    デザインメモまとめ

  • 読書

    読書メモまとめ

  • 展覧会

    展覧会メモまとめ

最近の記事

デザインメモ④原研哉

移動への欲望とツーリズムの未来グローバルな時代においては、人・モノ・情報の全てにおいて「移動」という観点が重要である。世界の豊かさをその場で体験すること、世界の細部に入って地球の文化を謳歌することが、文化や産業を動かす大きな力になっていく。 素晴らしいものがそのままあるだけでは世界には届かない。ラベルひとつとっても、それが何のためのアイデンティフィケーションなのかを考えることが大切。全体のコミュニケーションを設計することを通じて、世界から共感を集め、それに見合った対価が得ら

    • 読書メモ⑤人を動かす

      人が生きていく上で身に付けるべき人間関係の原則。人の心を突き動かすための原則を習熟するということは、単に小手先の何かを身に付けることではない。自らの人格を養い、互いを高め合うためのふるまいを身に付けることに繋がっていく。 人を動かす三原則①批判も非難もしない。苦情も言わない。人は、たとえ自分が間違っていても、決して自分が悪いと思いたがらないもの。他人のあらを探し過ちを正そうとすると、自尊心を傷つけられた相手はこちらを恨む。他人を矯正するよりも、自分を直すほうがよほど得策であ

      • 展覧会メモ①ルール展

        私たちの日常は、さまざまなルールに囲まれている。憲法や法律、公共インフラや公的サービスから、当事者間の契約・合意、文化的背景に基づいた規則やマナー、家族や個人に無意識に根づく習慣まで。ルールは多岐にわたり私たちの思考や行動様式を形成している。 産業や社会構造の変化、テクノロジーの進化などに伴い、これらのルールは今大きな転換を迫られている。実態が捉えにくく形式的になりやすいものだからこそ、一人ひとりが身の回りにあるルールを意識し、その存在を疑い、自分のこととして柔軟に考えるこ

        • 読書メモ④ファクトフルネス

          10の思い込みを乗り越え、データをもとに世界を正しく見る。ファクトフルネスという習慣を取り入れ、訓練することで、事実に基づく世界の見方ができるようになる。判断力が上がり、何を恐れ、何に希望を持てばいいのかを見極められるようになる。 ①分断本能世界は分断されているという思い込み。ファクトフルネスとは、話の中の「分断」を示す言葉に気づくこと。人はドラマチックな本能により、シンプルで直感的な二頂対立を求めてしまう。良いか悪いか、正義か悪か、自国か他国か。この本能を抑えるには、大半

        デザインメモ④原研哉

        マガジン

        • デザイン
          4本
        • 読書
          5本
        • 展覧会
          1本

        記事

          読書メモ③科学的な適職

          世の中にはさまざまなキャリアアドバイスがあるが、その大半が個人の経験や嗜好にしか基づいていない。統計的なデータや研究結果を現実に活かすには、自分の価値観やライフスタイルを組み込んだ自分だけの適職の選び方を編み出す必要がある。 最高の職業の選び方就職と転職の失敗は、およそ7割が視野狭窄によって引き起こされるという。つまり、ものごとの一面にしか注目できなくなり、その他の可能性を全く考えられない状態にあることを意味する。ここから得られる教訓は、仕事選びについてもっと徹底的に考え抜

          読書メモ③科学的な適職

          読書メモ②センスは知識から始まる

          センスの定義センスとは、特別な人に備わった才能ではない。数値化できない事象のよしあしを判断し最適化する能力であり、誰もが等しく持っている。数値化できない事象には、ありとあらゆるものがある。それを最適化するとなれば、多角的・多面的にものごとを測った上で普通を見つけ出し、設定する能力が必要である。普通を知るということは、ありとあらゆるものを作り出せる可能性がたくさんあるということ。 「センスのよさ」がスキルとして求められている時代産業革命による工業化で、安価で粗悪な大量生産品が

          読書メモ②センスは知識から始まる

          デザインメモ③水野学

          美意識を伴うブランディングブランディングデザインとは、企業の潜在的価値を探り出し、デザインの力で視覚的にターゲットに伝えることである。そのデザインに課せられた使命とは、企業や商品の成長に貢献し、一定の成果をもたらすこと。一方で、その表現に於ける情趣に富んだ成り立ちは、生活者の心や記憶に根ざし、相応しい「美」が寄り添っていること。 アート&カルチャーをデザインする美術展や舞台作品のフライヤー・CDジャケットのデザインなど、文化・エンターテイメント関連の仕事も数多く手掛けてきた

          デザインメモ③水野学

          読書メモ①メモの魔力

          メモこそが、人生を良い方向に導いてくれる魔法の杖である。その魔力は、日常をアイデアに変える。また、対象を自分自身に向けることで自分とは何かも見えてくる。生き方の選択肢が無数にある現代社会では、自由だからこそ、迷子になってしまう人が続出する。正しい方向に進むためには、自分を客観視し自分を理解することが必要である。自分を知り、明確な価値観、死生観など確固たる人生の軸を手に入れる。熱意があり、強力な軸を持った人間的な人こそが力強く前に進める。 メモで日常をアイデアに変えるより本質

          読書メモ①メモの魔力

          デザインメモ②ウィル・クロウエル

          クロウエルのデザインクロウエルのデザインの特徴は初期作品から明確である。60年にわたる彼のキャリアは、その特徴を推し進めていく道程としてとらえることも可能である。 強いコントラストによる率直さ、力強さ。メインになるモチーフが展覧会の会期や美術館名称などのボディテキストに対して明確に大きくレイアウトされ、強いコントラストが付与されると同時に画面に奥行きをもたらす。メインモチーフはポスターの主題と固く結びつけられており、高い情報伝達能力をもつ。ビジュアルコミュニケーション機能そ

          デザインメモ②ウィル・クロウエル

          デザインメモ①ディック・ブルーナ

          ブルーナのデザイン、ひとつのはじまり家業の出版社で働くためにブルーナは19歳でロンドン、20歳でパリに滞在し書店員や出版社見習いとして働いた。そこで目にした数々のモダンアートに触発される。特にマティスやピカソの明確な線のデッサンに惹かれ、自分らしい表現を探してスケッチを繰り返した。 出版業よりも芸術に情熱を注いでいたブルーナはオランダに戻ってからも、風景や静物をスケッチし、写真に撮っていた。新婚旅行のときでさえ、ホテルで見かけたタオル掛け、ベッド、靴、グラスを熱心にスケッチ

          デザインメモ①ディック・ブルーナ