【若林源三解体新書】#25 ~あなたは監督あるいは軍師でしょうか?・アニメシーズン2ジュニアユース編第28話「シュートの嵐!」部分的総括~
いよいよ世界ジュニアユース大会決勝戦が始まりました!
小学生編の全国大会は決勝戦のみの出場、中学生編はドイツにいる人なので出番なし。
そして、ジュニアユース編。全日本チームを強くするために憎まれ役となってチームを影で支え、肝心の試合ではなかなか出番なし。
そんな若林くんがようやく迎えた世界戦での晴れ舞台です。
なお、週刊少年ジャンプ連載時のドイツ戦開始の頃のトビラ絵には、『 世界制覇へ、たよれる守神!!初舞台へ翔べ、源三!! 』とのキャッチコピーとともに若林くんが描かれました(S62年37号掲載)。
☆今朝までチームメイトと隙間風があったのに
裏方に徹し、今大会で試合に出るつもりは一切無かった若林くん。
しかし、背番号1を背負う若島津は準決勝で手の怪我が悪化。もう一人いるはずのGK森崎君では、決勝・ドイツの相手は荷が重い。
見上監督は「 源三を使います 」と宣言し、当日朝のスタメン発表の場で本人が自分のスタメンを知って驚愕する場面となります。
みんなからの信頼喪失はともかく、ディフェンダー陣との連携もできていない。
そんな状態でいきなりの大舞台スタメン発表に「 えっ 」となり、さすがに即断できない若林くんでしたが、彼がみんなのために憎まれ役を買っていたことを日向君が暴露してくれたお陰で、一気に信頼を取り戻し、出ろよ若林!!とみんなから連呼され、出場を決めます。
これは、アニメの前回放送部分です。
そして、今回のアニメ第28話。
試合開始直前。
円陣を組み、
若林くんがみんなに指示を出します。
原作だとこうです。 ↓ ↓ ↓
このリーダーシップ、そして、この指導者感。
今朝までチームメイトと距離があった人にはまったく見えません。
アニメも、この原作とほぼ同じシーンです。
ただし、アニメの場合、そういう展開にしないかぎりおれたちに勝ち目はないんだ!!の台詞の際に、みんなにこう言います。↓ ↓ ↓
太字部分がアニメで追加されています。
よりわかりやすく喋ってますよね。
作戦のポイントをまとめ、理由を明確に。
まるで優秀な学校の先生の授業のようです。
☆だだ漏れるキャプテンシーと戦略立案能力
小学生時代、若林くんは修哲FCのキャプテン。
足の怪我がなければ、南葛SCでも最後までキャプテンをつとめたことでしょう。
そんな彼は、キャプテンを翼君に譲ったものの、
要所要所でキャプテンシーを発揮し、作戦、助言を積極的にみんなに提案する
…………そんな存在なのです。
小学生時代、日向君が挑戦にやってきた時こんなことがありました。
南葛SCキャプテン・若林くんが怪我のため全国大会に行けないとわかり、チームが不安に陥ったこともありました。
試合に出てなくても、ベンチ入りすらしていなくても、フィールドの外からみんなを鼓舞することもありました。
全国少年サッカー大会決勝・再延長戦でも、みんなに作戦指示をしていました(大人の城山監督からの指示は特になし)。
なお、ワールドユース編アジア予選・日本VSタイ戦では、試合中の接触で気絶し医務室に運ばれたキャプテン翼君を起こして、試合へと引っ張る若林くんもいます。
この、
どっちがキャプテンだかわからないこのタイ戦の構図、
めちゃくちゃ大好きです!!
というわけで、アニメ第28話は、いつの時代も隠し切れないキャプテンシーと明晰な頭脳の若林くんが原作以上に描かれた作りでありました。
次回以降は、いよいよ試合で活躍する若林くんのシーンが!
第29話・タイトル『 シュナイダーVS.若林! 』です。
────────────
最後までお付き合いくださり、
本当にありがとうございました。
よかったら また遊びにきてください!
…気になって最後まで見ていただけたら私は充分です……ありがとう(*^^*)💙💚💜