我々はみな優生思想をもっている
人を差別しているわたしたち
先日、N党の立花氏が優生思想をNHKの政治討論で述べたとしてTwitter上で話題になりました。
彼の言っていることが優生思想といえばそうでしょう。
一方で、私たちは潜在的に優生思想をもっていることも否めません。
恋愛がいい例でしょう。
人それぞれ好みがあるわけですが、その好みというやつは選好であり、誰かを選び、誰かを選ばないわけですから、差別です。
ですから、優生思想などは特殊な思想でもなんでもなく、私たちが生きている上で行っていることです。
このサイトによれば広義の意味においては出生前診断など、日本人の100%が行っており、ダウン症の確立が高い場合は97%が堕ろす選択をとります。
まあ、中絶のほうが凄まじ件数なわけですが・・・。
https://www.hiro-clinic.or.jp/nipt/ethical-issues/
明らかに育てにくい人間を選別しているので、優生思想です。
差別ではないと見過ごすことも必要
やはり、私ズンダなどは弱者男性なので、女性から差別されています。
適当な言い方としては選別ですね。
要するに経済的なものや、体格などで女性から選別されているのです。
NOTEをみておられるかたは私が書いてきた記事をご存じないと思いますので、リンクを貼っておきます。
私としては、人が持っている差別意識に対して無自覚なことを責めてもあまり意味がないのだとおもっております。
というのも、差別の幅は広げようと思えばいくらでも広げられるからです。
何をしてもされても、「差別だ!」と叫ぶことは容易です。
そして、あらゆる行動が「差別」と扱われるようになれば私たちは一切合切、動けなくなるでしょう。
自縄自縛です。
立花氏の考えは普通である
そして、N党の立花氏の話なども聞いていてわからないでもない。
優秀な人材を求める思想は彼に限らず、ありとあらゆる社会で当たり前のように求められているからです。
それこそ就活を始めれば企業は「優秀な人」を求めますし、個人が親になれば「頭がよくて、健康で、優しくて・・・」とあらゆる点で秀でた子供にしたいと願います。
そのため立花氏の思想は一般人含めて多くの人々が抱いているものでしょう。
上を目指そうと思うことは優生思想をうむ
自己啓発本の類いなどもそうですね。
とにかく私たちは今の自分や他人よりも「上になりたい」という欲望があり、いっこうに解脱などできそうにもありません。
もう一週間ほど前になると「職業底辺ランキング」などといわれるものがありました。
というようなことがかかれていたわけです。
ですが、この記述が特に間違えているわけではありません。
元の文章ではそれらの職業が重要であることも示されていたらしく、一応の配慮はしていたようです。
実際、就活の際に人気のある職業や業種というのは決まっており、口では職業差別をするなとは誰もがいいますが、実際はそうではないのです。
端的にそういう事実は知っておいたほうがいい。
youtuberのゆゆゆうた氏が「建設業にはつかないほうがいい!」という切り抜き動画があります。
実際、相当つらい仕事なのでしょう。
しかし、存在してもらわねば世の中が成り立たない重要な仕事でもあり、底辺と言って罵られるようなものではないはずです。
ちなみに優生思想やそれについての倫理学からの観点を得たい人は以下の本をおすすめします。
未だに勘違いしている人がいますが、ナチス=優生思想、ではありません。
『優生学と人間社会』に詳述されていますが、当時のイギリスやフランスやアメリカなども優生思想であり、日本もその影響を受けていました。ナチスの専売特許ではありません。
恋愛や結婚は優生思想である
だらだら、書いてきましたが私ズンダが今回書きたいのは、日本における「恋愛と優生思想」です。
これは私が弱者男性だからです。
この言葉自体、目にするようになったのは数年ほど前からです。
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