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1120杯目:昔は大らかな時代だった!と言うけれど…

先日片付けをしていたら、むかーし録画したビデオをDVDにしたある番組のDVDが出てきたので、久しぶりに再生してみた。
その番組というのは、日テレ系で放送されていた『天才たけしの元気が出るテレビ』だった。
今から38、9年前に放送されていた番組。
当時、自分はこのバラエティ番組にめちゃくちゃハマった。
とても面白かった。
番組から誕生した原宿の『元気が出るハウス』なんて何回行ったか分からないくらい。
車で片道3時間160kmかけて…f^_^;

久しぶりに観る『天才たけしの元気が出るテレビ』は今でも面白かった。
しかし、それを観ている時に、自分でも嫌だなー!という感情が…
もちろん懐かしいもあるけど、それは今なら放送禁止だとか放送事故とか思ってしまう感情。
当時はなんとも思わず、純粋に笑えたのがそういう感情が端々に入ってきてしまう。

よく昔のテレビを振り返る番組で、そういう場面の回想をして、『昔はそういうのも認められる大らかな時代でしたね!』というコメントが出たりする。
このコメントがなんとなく、『昔は呑気で良いですねー。』って、上から目線で言われているような気がするのは、自分の僻みなのか?f^_^;

今は確かにあらゆるものが便利になったりしたけど、その分、人が感じる幸福感に繋がっているのかは別のような気がする。
便利になる → それを悪用した人が出てくる → 規制が入る →   便利になる → それを悪用した人が出てくる →    規制が入る……  これの40年弱の積み重ねが、先に述べた嫌な感情を生み出しているとも考えられる。

子供の時に戦争を経験している自分の親の代からよく聞かされていたことは、
『食べ物もあるし服も着れるし、今の時代は本当に良いよな!』だった。
自分の親の代は、昔より今の方が幸せを感じられているようだった。

それを子供の頃に聞かされて、親になった自分がいま同じように回想してみると…
自分の親の代のように、昔より今の方が幸福感を感じられているかというと、そうでもないような気がする。

規則に縛られすぎていて人間関係もギスギスになってしまい、それなら面倒臭いし嫌な思いもしたくないから、人付き合いはしなくても良いや!ってなっているような気がする。
それでも現代はネットもあるし、それを利用した仕事もあるから無駄に嫌な人付き合いをしなくても生きていける。

それが幸福かどうか、自分にはわからない…

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貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 駄文ながら一生懸命書かせていただいていますので、またいらしてください。