気功入門3「悟りとは何か?」象気功
名前:底無しの青空
このハンドルネームみたいな境地になったことがあります。
頭はスッキリで、冷静すぎて自分で自分が怖い。
人の顔を見れば何を思っているのかわかってしまい、
心は晴れ晴れとして青空の様・・・。
クンダリニとかにはあんまり興味はありません。
あの境地に帰りたいだけです。
他のサイトにもテクニックは載っていますが、
ハートの方が大事な気がします。
とぃうご質問が象気功に寄せられたので、仏教やヨーガや瞑想の最終目的の「悟り」について解説するのである。
この「底なしの青空さん」のご質問の「底なしの青空」状態にはあたしも何度かなったことがあるのであるが、この状態になんでなるかということは最近、科学的にかなりわかってきてるのである。
もう大分前になりますが、某国営放送でも特集しておりましたが、これは脳内ホルモンの放出と関係あるわけである。
まあ、たとえば修験道の行者なんかが荒行や苦行をしたり、あるいは瞑想やヨーガや禅なんかで強いアルファー波が出たときには、脳内物質のβーエンドルフィンが放出されるのである。
このβーエンドルフィンはモルヒネに大変構造が似ているのである。
なにしろモルヒネに似ている構造であるから、それが放出された日にゃものすごく気持ちがいいわけである。
それでβーエンドルフィンが放出されるとギャバ神経が抑制されてドーパミンが放出されやすくなるのである。
ご存知の通り、このドーパミンは快感と覚醒作用をもたらすのであるが、これが多すぎる状態は、統合失調症(精神分裂病)と同様の幻覚やパラノイアの症状がおきたりするのである。
また、ドーパミンが多すぎるとそれを抑制するために脳内物質のセロトニンが働き出すのである。
セロトニンは強力な精神安定作用と落ち着きをもたらすのである。
脳の具合の良い方は大体おわかりのことと思うが、それでこの「底なしの青空」状態のときは、まあ、人によってかなり差はあるのであるが、「頭はスッキリで、冷静すぎて自分で自分が怖い。人の顔を見れば何を思っているのかわかってしまい、心は晴れ晴れとして青空の様・・・。」の状態になるわけである。
要するに麻薬を射ってシャブ射って、落ち着いたくるくるぱーの状態なわけである。
それでカリキュラムを作って、この体験をシロートさんに一度経験させると、「これはすごい、神の領域だ、このお師匠様に全財産お布施して出家して一生仕えよう」なんてことで大学教授や医者なんて結構な知識人までもが思いっきりひっかかってみなさん人生を棒に振ったりしているわけである。
つまり、人生を知識先行で生きてきた人ほど、カルトに引っ掛かりやすいというパラドックスである。
実際にあたしの親族のハンガリー人は世界中の大学と大学院を4つ出て、某ふじつーのドイツ駐在であったが、現在はキリスト教系の悪名高いカルトの牧師になってしまって「あと5年で世界は滅亡する」と言い張って、親戚中からめんどくさがられているのである。
奥さんがあたしの従妹に当たるが、なにしろ「あと5年で世界が滅亡」であるから、奥さんの顔が憔悴を通り越して整形したように別人になってしまったのである。
知識だけで生きてきた人が、カリキュラムを組まれてこのくるくるぱー状態を味わわされると感動して、「悟り」だの「解脱」だの「神の領域」だの「アセンション」だのと、一も二もなく洗脳されてしまうのである。
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