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あれほど「サラダだけで」と言ったのに。

コロナ禍の影響で、スポーツジムが休業状態になった。(今日現在は再開しているが)

今まで週3,4回ペース仕事帰りに通っていたスポーツジム。
まずは、筋トレ系の無酸素運動からはじめる。

・ダンベルプレス
・インクライン・ダンベルフライ
・デッドリフト
・スクワット
などなど

いわゆるフリーウェイトを40分程度。

そのあと、マシンを挟むか、そのままトレッドミルへ(ランニング・マシーン)。

ここで備え付けのモニターでNetflixを観ながら軽くランニング。
だいたいは海外連続ドラマを1話か2話見ながら走る。
最近は「ペーパー・ハウス」にハマっている。

そしたら、シャワーを浴びて終了。

だいたいこういう流れだ。

しかし、困ったことに最後に行ったのは2月後半で、3,4,5月と自粛+休業とで丸3か月も行っていない。

もちろん感染症予防の意味で仕方ないわけだが、これでは思いっきり身体がなまるどころか、運動しないのに食べる量を減らさないのでブクブク太ってきてしまう。

これが「コロナ太り」ってやつか…。

もちろん、ジムに行かなくとも外をジョギングする、自宅でできる運動をする。そういった選択肢はあるだろう。
Youtubeにも「自宅でできるホニャララ」的な動画も多い。

しかし、俺の場合自宅で運動や、ひとりで外を走るということが一切できない。

なぜなら、「周りに女子がいないから」である。

そもそもスポーツジムにわざわざ通っている連中の目的としては、

「重いバーベル持ち上げてる俺のこと見て!」
「この頼りがいのありそうな胸板を見て!」
「あのポニーテールで走ってる子かわいい」
「隣のマシンで走ってもいいかな?」

だいたいそんなものだ。

だから、周りに女子がいない環境では、まったく運動するモチベーションが上がらないだ。

そこが、根本的思想がアスリートか否かの違いだ。

しかし、いくらなんでもこのままじゃ太り続けてヤバイ!と思い、食事量を減らすしか方法はないなと決意し、毎日出勤時に同居の母親にこう告げて出かける。

「今日の夕飯は、サラダだけでいいからね」と。

母親からも「運動してないから太ってきてるわよ」とも小言を言われているのでちょうどいい。理解してくれているはずだ。

そして、帰宅し夕食時になる。

いつもより多めにサラダがのった皿が置いてある。
「よし、今夜はこれだけでいいな」

そう思って食べ始めていると、ドン!と唐揚げの乗った皿もおかれる。

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「一応おかずも作ったから、少しだけも食べた方がいいよ」と母。

せっかく作ってくれてるのに「食べないよ」とも言えず、ひとつ、ふたつと唐揚げを食べてしまう。

「美味しい・・・」

みっつ、よっつ。ご飯が欲しくなる。

いつつ、白米、むっつ、サラダ。

美味い。

ご馳走様でした。

いつもと同じレベルで満腹になる。


翌日も「サラダだけで」と出かける。

夕食時には「サラダ多め」からの、煮物、揚げ物も並ぶ。

両親はすでに食事を終わらせているので、俺が食べなければこのおかずたちは廃棄されてしまう。

そう思ったら、食べないわけにはいかない・・・。

おいしい。


今夜も普通に満腹ディナーだ。

しかし、朝になると決まって母親が「お腹出てきてるよ!」と小言を言う。

お母さん、いつもありがとう。



#ゆたかさって何だろう

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