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【ZASO:216】山形県 #加茂水族館

※このNOTEは動物や水槽で飼育されている生物等がいる施設をその「生物」に関わる部分を中心に紹介するNOTEです。


このマイナー動物園・水族館紹介のNOTEを書き始めて週に1本ずつ記事を書き始めてほぼ丸4年、この記事が公開されているという事はつまり・・・(フラグ)




200週連続投稿を達成です!



普段は5の倍数にちょっと有名な場所を紹介したり、50の倍数の回には思い入れのある大き目の動物園・水族館を紹介しているのですが、この216回という実に中途半端な回ではありますが、
友達と7年前に本格的に動物園水族館巡りを始め、初回が蔵王キツネ村だったからもう少しで行けそうなのに全然タイミングもつかめなかった加茂水族館についに行けたのでこの記念回に紹介をさせて頂こうと思います。

友だちの仕事終わりを待ち20時に川崎を出発し運転をすること6時間、加茂水族館のある鶴岡市のアパホテルに午前2時にチェックイン。朝8時半に出発し現着。ついに憧れの加茂水族館・・・!

【訪問日】2024/05/22

【マイナー度】☆☆☆

加茂水族館は個人的には2つの意味で有名なところというイメージです。
1つはもちろんと言っていいほどのクラゲの展示数世界一を誇るクラゲの展示、それに伴う数々のクラゲブームの際に出てくるクラゲの第1人者感。
食べるクラゲブーム、クラゲのヒーリング効果ブーム、ノーベル化学賞を受賞したたんぱく質を発見した素材になったオワンクラゲが日本で唯一いたり、あとは山形新幹線開通時にはここに泊まるチケットなんかも一緒に発売されていた気がします。(「宿泊」のワードが強すぎて当時の記事が検索できませんでした)
もう1つは後で出てきたタイミングで紹介します。

そしてこの加茂水族館色々運営元の変更等で閉館再会を繰り返してはいますが、オープンが1930年とめっちゃ古い水族館なんですね。
現存する最古の水族館が1913年開館の魚津水族館だと思うと結構な古さですね。

そして山形県唯一の水族館で、競合するのが隣県の秋田のGAOや新潟のマリンピア日本海だと思うと山形県内の遠足では結構な確率で訪れられる場所なのではないでしょうか。

【個人的満足度】☆☆☆☆☆

さて憧れの加茂水族館、その実態はもうもちろん満足度は満点です。
7年も待ってようやく来れたので異常な期待値にこたえてくれます。
まず入館と同時に10:00のアシカショーをチェックし、10:30からのクラゲのバックヤードツアーに申し込みをし、先に進んでいきます。
ちなみにこういう規模の施設に行くとついつい写真撮りすぎて500枚程撮ってしまったので頑張って載せる写真を厳選していきます。

まず海の綺麗さがヤバイです。
日本海ってもっと荒々しくて灰色の海をイメージしていたのですが今安易綺麗なところもあるんですね。

そして入口に入るとまず真っ先に展示されているものはクラゲではなケサランパサラン。

展示室へ入るとまず山形県内の川の上流~下流への魚を展示した淡水魚コーナー、そして海水魚コーナーが待ち構えています。

写真じゃ伝わないのですがここにいるタコ達は吸盤の脱皮のために腕をグルグルとタコ踊りをしていました。


写真たっぷりでお届けした淡水魚・海水魚コーナーですが、ここだけでまだ普通に見れる施設のうち1/5といったところです。
このコーナーを超えるとついに・・・

約100種類のクラゲが待ちかえていてくれるクラゲコーナーとその解説コーナーにクラゲの解説員さんと↑にちょっと写っていますがクラゲの目ごとに分かれた108種類の缶バッジが販売されており、それがクラゲのエサ代に直結しており460万円の売り上げになっていると思うと超すごいですね。
コンプリートした人とかいるんでしょうかね。

先ほど上で少し触れたノーベル化学賞のきっかけとなったオワンクラゲももちろん展示されています。↓

このクラゲ研究所は数多くのクラゲの一生を見学することができますが、生後2か月等の小さなクラゲを写真で撮っても自分のカメラの性能ではまありアップが出来ず上手く撮れなかったので少なめです。

ここの研究をじっくり見ていたらあっという間に10時になってしまったので一旦見学を中断しアシカショーへ・・・
その途中にありました。あれが

直径5mの2000匹のクラゲが入っているクラゲ水槽。
後でじっくり撮ったので別に上げますが、これが加茂水族館の有名なもう1つの物です。
この水槽を中心に一晩中クラゲを移し続けるオールナイト加茂水のユーチューブも凄いですし、ラインやらインスタやらで女の子がこの水槽で写真撮ってアイコンにしてる人おおすぎぃ!

友だちも撮ってほしいと言っていたのをちょっと撮ったので後で載せますね。

【動物園マニア満足度】☆☆☆☆☆

JAZA加入基準で動物園・水族館巡りをしている方であれば必ずここに来ることがあると思うのですが、マジ最高です。
あまり生物単位で何かに特化した水族館というのあまりなく、ここまで特化されると見ていて非常に気持ちいいです。
個人的にはゲンゴロウを全力で収集・展示していたアクアマリンいなわしろ以来の感動もありました。

さて話を戻してアシカショーは、巨大なクラゲ水槽の先のひれあし広場で開催され、施設の中央にある広場で開催されます。

↑のように2階にあるカフェから座りながら見る事も出来ます。

ショーも終わり出演していたアシカやアザラシ等をゆっくり見学もできます。

そうこうしている間にあっという間に10時半となり、申し込んでいたクラゲのバックヤードツアーの時間に・・・

クラゲを飼育していたという夫婦と自分と友だちの4人で、クラゲマイスターの方に導かれて先ほどのクラゲ研究所へ・・・

研究員さんの案内で↑の研究所の扉を開けていざバックヤードへ・・・!

柱にここの研究所に来た研究者たちのサインがあり、このNOTEでは接触回数の多いさかなクンさんのサインももちろんありました。
ちなみにバックヤードは写真載せてもOKと許可を頂いています。
(というか当日どれだけインスタのストーリーに動画を載せた事か)

↑に書いてある日付はエサやりのルーティンの曜日や何を何グラムあげるか等が細かく書かれており、成長の段階によって室温等が調整された部屋ごとにクラゲが置かれています。

↓は冷蔵庫のような令室でした。

5℃って書いてありましたね。

↑のクラゲの本コーナーには能年玲奈さんが主演してた海月姫の漫画も置いてありますね。(この映画のロケが来るという事で飼育員さんもワクワクしてたようですが、実際にこの水族館でのロケは子供の頃の思い出という事で子役の方しかこなかったようです)
そういえば今期のアニメで「夜のクラゲは泳がない」っていうのやってますけど、あれは「Jerry」っていうクラゲをモチーフにした女の子絵を動かしながら歌うニコ動の歌い手みたいなバンドのアニメなので生物的なクラゲはほぼ無関係なんですよね。

冷蔵庫や等もこうやってクラゲの管理に使われているんですね。
そして写真が2枚ともブレちゃっていますが、もう1か所の扉を開け、大きな水槽軍の上の別のバックヤードにも入れました。

ここのバックヤード通路が狭すぎて、雰囲気伝わる空間の写真撮ろうとすると他のお客さんが写らないように撮るのが超難しいです。

ちなみに↓のように上から見下ろしている水槽は、外では普通の水槽の上から見下ろしている図です。

↓のようにエサもここで栽培というか培養しています。


さて、注目していただきたいのは↓の水槽です。


この↑水槽何かというと中身はミズクラゲだけなのですが中身が2000匹程はいっています。
そう、これがあの直径5mの超巨大クラゲ水槽の上から見た図です。
そしてこのクラゲの管理もここでされおりその「管理」が何かというと・・・

↑のクラゲ水槽の右側には「形がくずれてダメになってしまったクラゲ」を網ですくい入れるクラゲの墓場的な物が置かれています。
このクラゲの巨大水槽に入れるクラゲはミズクラゲの中でも形が綺麗なエリートしか入る事が出来ず、その中でも流れに乗れず形が崩れてダメになってしまった物ははじき出される厳しい世界でした・・・。

そしてそのエリートクラゲの選別作業をしていたのはなんと・・・

情熱大陸なんかにも出ていた奥泉館長その人でした。
自分と友だちが館長に色々話を聞くと何でも答えて頂けたので夢中で話をしていたらあっという間にバックヤードツアーの時間もなくなってしまいました。
ホントはもう少し別のところ(クラゲ研究所前の筒状の水槽の上部)も見学できる予定でしたが、館長の話を聞く方が価値があるという事でバックヤードツアーの内容ちょっと変えて頂けました、ありがたや。

バックヤードツアーも終わりフロアへ戻るとちょうど予約不要のクラゲのお話会的なイベントもやっており、先ほど見逃した上から見れなかった水槽がこれ↓です。


【一般満足度】☆☆☆☆☆

クラゲ水族館を見学して、ショーを見て、レストランでランチして3~4時間くらいゆっくり過ごすことが出来ると思うので、ここが旅行のメインで十分成立する施設です。
これとさくらんぼ狩りでもして、山形ラーメンでも食べたら十分山形を満喫した日帰り旅行と言えるんじゃないでしょうか。

さて、ショーやバックヤードツアーで中断をしたクラゲ研究所の先から再開をするとその先には再程上から見ていた大き目のクラゲ水槽が並びその先にはついに・・・

って先に一回やっちゃってましたね、ついに選び抜かれた超エリートクラゲが集まった超巨大クラゲ水槽をゆっくり見学ができました。

これを読んでる人のインスタやライン、もしくはTwitterのアイコンを↑のようにしている人1人はいないでしょうか?
自分はこの写真撮ってあらためてインスタの友だち一覧みたら2人いました。

この水槽よくよく見ると上の方で館長さんがクラゲ救いをしているアミが見えたりします。

【デートおすすめ度】☆☆☆☆☆

正直車でのドライブデートであれば是非1泊2日以上のスケジュールで来てゆっくり楽しむことをおススメします。そしてそのメイン目的地としてのここは本当に最高だと思います。
6時間夜中に車ぶっ飛ばしてくるような場所ではないと思うのでもっとゆっくりしたスケジュールで来ると楽しめると思いますし、山も海も風景が美しいですし、途中の田園風景なんかもすごくきれいでした。

そしてここでの写真も映えること映えること。


【メジャーな動物】

・カリフォルニアアシカ
・ゴマフアザラシ
・ウミガメ
・クラゲ

【珍しい生物】-

・クラゲ各種


【オススメの生物】-
・クラゲ各種


【その他見どころ】-
海、鳥海山

【オススメ周辺施設】-


【園の清潔度】☆☆☆☆☆


【飲食店満足度】☆☆☆
入口入ってすぐのところに2か所和食が食べれるレストランと、クラゲ入りのアイスが食べられるカフェがあります。

↓がクラゲゼリーとクラゲ入りアイスです。

【お土産充実度】☆☆☆☆

お土産屋は2か所あり、クラゲの建物を出てすぐのところと建物自体の入り口というか出口というか館に入ってすぐのところにあり、質・量ともに非常に充実しています。
汎用クラゲグッズから地域のお土産、オリジナルグッズも充実しており、コップやクリアファイル、ボールペン等の汎用的な物から、メガネ拭きやつめやすりなんかの変わったものまでありました。
ちょうど耳かきが壊れたので買おうと思ったらなぜか発見できませんでした。不思議。

↓はクラゲ館を出てすぐのところのお土産屋です。


【行きやすさ】☆☆☆☆☆

【料金】1000円

【費用対満足感】☆☆☆


【想定滞在時間】2時間半
【実滞在時間】3時間


【Twitter】https://x.com/JELLYFISHAQ

【インスタグラム】https://www.instagram.com/kamoaquarium/


【公式HP】https://kamo-kurage.jp/


【動物園水族館協会加入】加入


普段このNOTE、だいたい2700~3000文字程度でよっぽど書くことがない時で2000文字程度でしょうか、なのに今回は約5000文字と普段の倍くらいの文字量になってますね。

年初等には心折れかけて毎週更新やめようかと考えたりもしていたのですが頑張ってよかったです。

昔は記事書きながら他に紹介したかったり比較したい施設って「そのうち紹介予定の~」とか「記事にしていませんが~」という物が多かったのですが最近は殆ど自分のリンクでことが足りるようになってきたのが嬉しいやらリンク引っ張ってくるのがめんどくさいやらですね笑

まだしばらく更新用のネタは仕入れてあるのでとりあえずPart250を目指して頑張ろうと思います。


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