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ネットミュージシャン界隈の昔話

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いまでは普通になった、ミュージシャンのネット活動。その黎明期はなかなか大変でした。
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2019年4月の記事一覧

僕が一番書き残しておきたかった事。

平成最後の日になった。「平成が終わることになったんだなぁ」なんてぼんやり思ってたくらいだ…

事務員G
5年前
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歌い手さんたちの”社会進出”黎明の時代。

「歌い手が、事務所に所属して商業CDを出すようになった」と軽く書いているが、これはすごく大…

事務員G
5年前
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「あ、多分僕、会社辞めるんだろうな」

「ふっ」と思った。__”ふつふつと湧き出してきて…”という感じではなく、ある瞬間にパッと…

事務員G
5年前
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家を借りるのに苦労した僕たち

「この界隈がもっと認知された、偏見のない世界になってほしい」と常々思っていた。「偏見のな…

事務員G
5年前
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歌い手界隈での”最大”の変化があった頃

このネット音楽界隈をずっと見てきた僕が、あの頃、そうですね、年でいうと2009年〜2010年の初…

事務員G
5年前
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”セッションオフ”の話

初期の話。普通のライブイベントの他にも「セッションオフ」と呼ばれる、仲間同士のみの集まり…

事務員G
5年前
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「歌い手初のライブ」を作るまで。

「打ち合わせは秘密裏に行われた。」まるで脚色された様な文だがまさに、誰にもばれないように動かないとという気持ちがあった。これだけはいくら文面で説明しようとも、おそらくこの当時の「歌い手がライブをやるなんてダメに決まってる」という雰囲気は伝わりにくいだろう。画面の中から飛び出すことは、非常に危険だった。「誰もやった人がいないから」。今となっちゃ、理由なんてそんなもんだったんだけど。 結果論から言えば、このイベントから10年以上経った今でも「歌い手のライブ」は続いている。実は、

歌い手さんが顔にスタンプを貼る理由

歌い手さんは良く顔を隠している。写真を撮ってもすぐに投稿するのではなく、何かしらスタンプ…

事務員G
5年前
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ライブにオーケストラを入れたい!(後編)

松田君と一緒に制作をすることで、今までの苦労がウソのように楽になった。オーケストラの世界…

事務員G
5年前
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ライブにオーケストラを入れたい!(前編)

2008年、つまり初めてこの界隈でのライブを作った頃から「もっと誰でも来れるイベントが作りた…

事務員G
5年前
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歌い手がCDを出す事はとても難しかった

今でこそ変わったが、初期当時の「ボカロP」というカテゴリに対するイメージというか雲の層は…

事務員G
5年前
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歌い手がCDを作り始めた頃の話

「インターネットを使って歌ったものを公開する」という一つの動きが、若い人たちにとっての楽…

事務員G
5年前
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僕が、人に会いまくった結果どうなったか。

ネット出身という肩書きの見た目があまり良くなかったため「趣味が多少高じちゃっただけで…」…

事務員G
5年前
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界隈でライブが始まっていく頃の僕

まずは「ただの事務員」が「事務員G」になるところまでは話したわけで。ここまでは流れとして必要だったと思う。ざっくりあらすじを言っておくと、僕はそれから「この人たち(ネットで音楽を配信する人)だけでライブを作ったらすごく面白い」と思い、同調する仲間と一緒にライブを作り始める。もちろん紆余曲折あったので、その話だけでまた色々書けると思う。紆余曲折とかいう言葉でさらっと流しているが、その時はさすがに死ぬかと思った。 「ネット出身の趣味人間が、人様からチケット代を頂いて興行所得を得