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炎のジャヤ

栄えた都市はある日、炎に包まれた。

略奪、殺戮、そして邪悪なる勝鬨が響く真ん中で彼女の魂は生まれた。


名もなきただの幼子は、火の中熱き涙と悔しさを忘れない。


生まれた地の灰をすすり、1人別れを告げる。


邪悪の手が伸びようとも、逃げ延び、生き延び、復讐の炎を育てた。


幾年の月日、幼子は赤き瞳、赤い髪をもって誰しも振り向く美女となった。


だが彼女についていくは平和とかつての炎に焼けた肌の痛み忘れぬものたち。


女神にではなく復讐に恋した者たち。

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邪悪に一矢と洗礼の火を。


戦士駆けし大地熱く赤く。


打ち滅ぼす悪は炭よりも黒く。


炎の女神、先頭に立ち灯火を業火に。


炎のジャヤ、美しく燃ゆる。


一輪の花よりも、焦がれる刃振るいて。


炎のジャヤ、華麗に燃ゆる。


邪悪も過去も消し炭に。


炎のジャヤ、たとえ消えたとて。


炎は一筋にどこまでも。

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