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エッセイ:大ちゃんは○○である73

初日は主に各々の自己紹介を兼ねた座談会のような形式で終わったわけだが、
年代バラバラな中でも感じたことは雰囲気の良さ、居心地の良さだった。
年齢でいえば僕は30人いる中の下から2番目だったわけだが、
同じ志を持っている者たちの集まりだからなのか、
ただただ波長が合うような人達が集まっているからなのかは分からないが
人見知りな僕があまり臆することなく場の雰囲気に馴染めたのは
驚きでもあり、発見でもあった。
授業は土日祝日を除く月曜日から金曜日の週5回。
時間は朝の9時から15時30分ぐらいまでだったように記憶している。
大まかな授業内容としては、
【職務の理解】
【介護における尊厳の保持・自立支援】
【介護の基本】
【介護・福祉サービスの理解と医療との連携】
【介護におけるコミュニケーション技術】
【老化の理解】
【認知症の理解】
【障害の理解】
【心と体の仕組みと生活支援技術】
といった感じのものだ。
正直、上の瞼と下の瞼がくっついてしまいそうになるぐらい
睡魔との戦いを繰り広げた授業もあったが、
知らなかったことを知れるというのはやはり楽しかったし、
一つ一つが介護業界で働くということに繋がっているんだと思うと
たとえ信じられないぐらいの睡魔が襲ってこようとも負けてるわけにはいかなかった。
一通りの座学カリキュラムを終えると、最後は現場実習を3日間行うわけだが、
これについては後述することにしよう。
というわけでスタートした職業訓練のヘルパー2級講座。
3ヶ月といえど、毎日顔を合わせて一緒に授業を受けていれば皆仲良くもなっていく。
仲が良くなっていくと、良くなったが故にトラブルめいたことも起こったりする。
きっかけはほんの些細なことだった。

つづく

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