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(888字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)
 
 時刻は朝7時20分。
 厳密に言うと、中国時間の朝7時20分、である。
 
 そしてワタクシ竹子は今、広東省にあるとある会社の、早番組だけがポツポツと出勤している事務室で、静かにこの原稿を書いている。
 
 
 本来は持参したiPadで書くつもりだったが、なんだか目立つのでやめた。
 すぐ隣席の上司が既に着席していたからだ。
 
 よって、執筆工具はペンと、ノートの切れ端になった。
 
 電子機器だけでエッセイを書き続けてきた私にとって、なんとも新鮮な体験である。
 
 
 この土地に来て、はや2週間の時間が過ぎようとしている。
 
 某ウイルス対策の為、到着後、最初の8日間は隔離だった。
 一歩も部屋から出られない日々は、まるで自分の生活が、人生が一時停止されたような心地だった。
 幸い、隔離ホテルの部屋が広かったのと、加えて私がインドア派だったことに救われた。
 他の人が言うほど、隔離生活はそんなに苦ではなかった。
 
 
 無事隔離解除後、真っ先に向かったのが携帯会社と銀行。
 今の中国社会は、スマホ決済が出来ないと生きていけない、と言っても過言ではないからだ。
 その後、一通り買い物の仕方や交通機関の乗り方を習得し、毎日PCR検査が必要だの、どこへ行っても健康コードが必要だの一通りここで暮らしていくのに必要なことを学んだ。
 
 
 数日後は現地の会社に入社。
 手続き諸々を終えて、会社付近のアパート選定までこぎつけてようやく、自分は確かにこの世界で新しい生活をスタートするのだと実感した。
 
 ただ慌ただしくあれこれ対応しているうちは、心が疲れ切って何も感じ取れなくなっていた。
 思えば、段々と生活に慣れ始めてから、ようやく空腹感もおぼえ始めたものだ。
 
 
 ちょっとしたトラブルもあったが、解決の糸口も見えてきた。
 今のところ、私のニューライフはそれなりに順調に整えてきている。
 
 だがやはり落ち着きのない日々がこれからもしばらく続くので、エッセイも以前のように頻繁に投稿出来ない。アパートが決まり、引越しが終え生活が安定したら、また前のペースを取り戻せるだろう。
 ずっと止まっていた「タケラジ」も再開したい。
 
 
 不安もあるが、それ以上にワクワクも大きい。
 新生活、思いっきり楽しんでいくつもりである。

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