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溜之大吉ーー私の人生「足」だらけ

(1011字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)

【溜之大吉】

ピンイン:liū zhī dà jí
意味:こっそり逃げた方が勝ち。

『私の人生「足」だらけ』

 「なぜランニングをしているのですか?」と聞かれた際に、
 「悪い人に絡まれた時にすたこらと逃げられる為」と答えて大爆笑されたことがある。
 
 本人はいたって真剣なのに。
 
 
 不安型な性格を持つと、毎日がサバイバルのように感じる。
 他人にとっては平和な日常だとしても、私の目には危険だらけに映る。
 
 どこに行っても何をしても、「悪いことが起こったらどうしよう」と常に思いを巡らす。
 合わせて対応策も同時に考えたりするので、脳内は大忙しである。考え事だけで力尽きることだってある。
 
 
 杞憂だとは分かっている。
 
 では、なぜそれでも懲りずに心配事を探し続けるのか。
 
 
 ほぼ癖となっている思考パターンなので、特にこれといった理由は無いのかもしれない。
 ただ、常に自信が無く
 
「私は弱い存在だ」
と自分に言い聞かせていて、且つ
 
「いつも助けてくれる人がいるとは限らない」
ことを肝に銘じて生きている。
 
 なので、なんとしてでも自分の身は自分で守ろうということから、可能な限り危険を予測し、その対策も合わせて考えるようになったのであろう。
 
 
 とは言え、危険と真っ正面からぶつかり合えるほどの力なんて無い。
 もちろん日々成長していくにつれて段々と丈夫にはなるのだろうが、そんなの一朝一夕で出来るわけがない。
 
 なので、私の対策のほとんどが
 
「戦えなくてもいい、せめて逃げられるように」
 
というもの。
 
 
 心配事を考え分析した後に、「足」を鍛えるのも危機管理の一環にしている。
 
 
 冒頭の例はリアルに「足」を鍛えているケースだが(笑)、この他にも
 
・危なさそうな人/事件とは必要最低限の接触時以外、徹底的に距離を取る
 
・体調不良が起こりそうな時期は「省エネモード」に切り替え、仕事や勉学よりも休息を最優先する
 
・抱えきれないストレスがあれば、とにかく寝る、ひたすら寝る、一旦忘れられるまで寝る
 
・メンタルの不安定や限界を感じたら、外部からの刺激をシャットアウトし、一人の世界にこもる

 
などなどの「足」がある。
 
 
 明らかに勝てそうにない脅威の前では、無茶してボロボロになるよりも、いち早く「逃げる」判断をした方が自分の為になるのだ。
 
 
 ちなみに後日、「筋トレもされているんですね。なぜ筋トレをしているのですか?」と聞かれた際に、
 「悪い人から逃げ切れなかった場合、助けが来るまでの時間稼ぎとして戦える為」と答えて大爆笑された。
 
 本人はいたって真剣なのに。

📚時には逃げた方が、なんとかなる

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