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実在するアベンジャーズ

アベンジャーズに登場するいろんなものは歴史に実在するものや物語を参考して作られたものです。

例えばスーパーヒーローを管理する国家組織として描かれているS.H.I.E.L.D.はアメリカ国防高等研究計画局(DARPA)に参考した組織です。

S.H.I.E.L.D.

この組織は最新技術開発および研究を行う場所です、映画に登場するS.H.I.E.L.D.の目的は世界中にいる超能力者を見つけること、そしてこの計画の名は「ペーパークリップ」。

この計画も実在したものであり、名前さえ変えていないです。

1945年、戦争終結直前アメリカ戦略情報局(今のCIA)はドイツの優秀な科学者を確保するために、大統領令の元に特別作戦を行いました。専門家を派遣し、軍隊とともにドイツの各地で優秀な人材を探していました。特にロケット関連の科学者は必ずソ連より先に見つけて連れ戻すと。

1945年4月末、36名専門家の調査団が派遣され、中に最も重要なロケットチームのリーダーは中国科学界の重鎮である「銭学森」(アメリカ初期の弾道ミサイル開発チーム設立者、中国のミサイル王)です。当時はアメリカ陸軍航空隊大佐の身分で「ペーパークリップ計画」に参加しました。

ロケットチームの最重要な任務はドイツV2ロケットの総設計師である「ヴェルナー・フォン・ブラウン」を見つけ連れ帰ること、彼はアメリカにとって最も欲しい人材です。

ヴェルナー・フォン・ブラウン

5月2日銭チームは米軍第44歩兵師団とともにバイエルン山地に入り、ドイツ軍に捕られていた「ブラウン」を救出しました。

ブラウンは我々(ドイツ)は新しい戦争の形を作りましたが、しかしどの戦勝国に自分たちの知恵をあげればいいかはわかりませんと。

銭学森はもちろんソ連ではなく、私達(アメリカ)に決まっていると

こうやってブラウンはアメリカへ亡命しました。

実は当時のソ連も全力でドイツの研究機関を探していて、しかもソ連には地の利がありました。当時大多数研究施設や工場はソ連占領区域にあったからです。ソ連はドイツの設備と設計図を使い、自分達のロケットを改良し、人類初の人工衛星と有人宇宙船を作りました。

ソ連の一連の動きによってアメリカが怯え、1961年、ケネディ大統領は「アポロ計画」を発表し、ソ連より先に月に行くと。この偉業の総設計者はブラウンです。

これからのブラウンはチート能力全開して、わずか6年間で最強なロケットサターンV型を完成し、140トンの物資を地球軌道に送られます。この記録は未だに破られることなく、まさに人類最強なロケットです。

2年後、アポロ11号は月に着陸成功し、見事に宇宙開発競争においてソ連を勝ちました。ブラウンの功績はいうまでもない。

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