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ゼロベースランニングが生まれるまで

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高岡が提唱している「ゼロベースランニング」メソッドは、どのようにして生まれたのか?背景に迫ります。
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#ランニング足袋

ゼロベースランニングが生まれるまで(2)

ゼロベースランニングが生まれるまで(2)

高校を卒業した僕はすぐに
出身中学校に出向き、中学生と一緒に練習することにしました。

高校3年生の1年間はほとんどマネージャーの仕事をしてて
自分がレースに出ることはあまりありませんでしたから
かなり体力も落ちてた。

その中学には3000mを8分台で走るような選手が2人いましたから
結構レベルは高かったんですけど
中学生に負けてられない!っていう
何か変なプライドみたいなんがあって
必ず最後は

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ゼロベースランニングが生まれるまで(5)

ゼロベースランニングが生まれるまで(5)

ここまで数回にわたって

ゼロベースランニングというメソッドが生まれるまでのお話をしてきましたが
今日でフィナーレ。

最終学年の12月。

箱根駅伝まで1ヶ月を切る頃
僕は相変わらずの低調なパフォーマンス。

このままじゃ間違いなく
箱根駅伝のメンバー10人には選ばれない。

でも、どうすることもできない。
ここまで、か・・・。

そんなある日
ある「事件」が起こります。

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ゼロベースランニングが生まれるまで(4)

ゼロベースランニングが生まれるまで(4)

大学1年の3月のある日の朝練習で
膝を捻ってしまった僕は
その後7月くらいまで満足に練習できず
ようやく8月くらいから全体練習に入ることになります。

とは言ってもまだ右膝の痛みは抱えたままの状態。
練習も、絶えず右膝を気にしながら
かつ、気にならないように走りを調整しながらって感じ。

ただ、そんな状態なのに
故障する前まですごく苦手だった30km走を楽にこなしたり。

痛みは

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ゼロベースランニングが生まれるまで(3)

ゼロベースランニングが生まれるまで(3)

前回は、大学に入学直後
僕はこれまでとは人が変わったような走りができるようになったお話をしました。

しかし、そのパフォーマンは長くは続きませんでした。

5月の関東インカレこそ、1500mで5位入賞しましたけど
その後はずーーーーっと低空飛行。

僕、4年間で一度も箱根駅伝には走ってないんですけど
箱根駅伝の予選会には1年生の時に走ってるんです。

だけどこれも
20kmを1時間

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