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雪国の課題の話

<おじさんDX Vol 347>

天候はやや回復傾向な北の国ですが、例年よりも積雪が多い状況です。

生まれてから北の国で暮らしていますので、良さも悪さも経験していますが、雪国の課題として除雪問題があります。


✅雪を捨てる場所がない

都会では住宅も多く、除雪には苦労しているかと思いますが、田舎でも昨今は、雪を捨てる場所がなくなりつつあります。


住宅街ともなると空き地もありませんので、殆どの人は自宅の駐車場や土地の中で積もった雪を処理しているかと思います。


しかし、戸建て住宅や集合住宅にせよ、冬場の雪捨て場のことを考えて建築していないような建物ですと、それこそ雪を捨てる場所がないのです。


沿道沿いいの住宅などでは、路肩に大きく積み重ねられた雪山があって、視界も悪くなりますし、道路も狭くなります。すでに私の住む地域でもその雪山は、1mから2m以上になっています。


この道路ぎわの雪山は、歩道を歩く歩行者も視界を妨げられて車と接触など、事故を誘発させる可能性もあるのです。ですから除雪後の排雪も重要なのですが、自治体の除雪費用が莫大になるので、どこもかしこも雪山だらけになっているのです。


自宅前は、きれいに除雪をするのは良しとしても、中には道路に雪を捨てるというような不届きな人もいます😅


✅除雪体制に関して

自治体等で除雪体制が異なりますが、大雪の際に「苦情」を入れる地域住民がいるらしいのです。


これは昔から聞く話でして、家の前に道路を除雪した雪が残っているとか、私も経験がありますが、確かに気分の良いものではありません。


しかし、除雪にかかわる人達と言うのは、私たちが眠っている深夜に主に除雪作業をしています。冬季間だけの業務ですから、除雪機の維持や人員の確保は大変だという事を聞いています。

✅深夜3時くらいに除雪が入るからウルサイ
✅もっときれいに除雪して欲しい
✅家の前に雪山を積み上げないでほしい

公共のサービスでありますが、どこまでも自分たちの都合の良いようにはなりません。「苦情を言うな」とまでは言いませんが、従事している方達のことを少し考えて欲しいのです。


✅リアル店舗の状況

北の国は、お客様が自家用車で来店されるケースが多く、店舗の駐車場の維持管理に経費が、かなりかかります。


除雪にしてもそうです。


1回ごとの除雪に料金が発生する場合やシーズン契約等あります。


10cm~20Cmほどの積雪があれば、除雪が入るシステムになっていますが、大雪ともなると除雪業者は、出動回数が多く採算が合わない事もあるのです。

✅重機の維持、レンタルにしても経費がかります。
✅早朝や深夜の除雪は、働く人にとって負担が大きい。

個別の契約でもこうした状況です。民間業者でも価格が高くなるのは、至極当然の話です。


増して自治体が行う除雪は、自治体からの下請けになります。とある建設業者にしてみれば、冬季間の仕事として請け負っているそうですが、苦情を言われたり、不眠不休で働いても採算に合わないとなると、遠慮したくなるものなのです。


どのような仕事でも担い手が居なくなってからでは遅いのですが、従事する方達の高齢化や人手不足がかなり深刻です。



春になれば融ける雪ですが、物流などのインフラの確保には、除雪は重要なのです。除雪にかかわる方達は、私達の生活の欠かせない存在なのですから、お互い助け合って冬を越したいものですね。



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