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【疑問】その働き方で良いの?働き方改革の話

<おじさんDX Vol144>

働き方改革にて、疑問に思う事を記事にしました。


✅1.働き方改革にて思う事

今までの記事でもブラック企業が「どうのこうの」言っている私ですが、それはそれ、これはこれと思う事があります。

残業=「悪」
という風潮が強くなり過ぎて、仕事が終わっていないにも関わらず時間が、優先されてしまうのです。


そうした風潮が、やがて従業員の中に極端な権利意識として芽生えてくると、義務を果たさず権利ばかり主張するのです。経営者や上司の中にも「労働者の権利だから」と容認する場面も見た事があります。



「時間=働いている」とならないのは、重々承知です。


それでも、仕事大好き人間としては「これでいいのかな?」と思うのです。


✅2.不振店舗の事例

例えば、不振店舗の立直しの際、競合と比較して「何か原因があるのです」

同じような商品を販売して、同じような価格です。立地条件に違いがあるものの、店舗規模も同格となると、競合と同じような事を行っていても、余程相手がさぼらない限り、追いつけないのです。


そこは「システムだ!アイデアだ!」で改善というのも分かりますが、どうもこうした不振店舗の傾向として、中の人にある労働意識に原因が、ある場合が多いのです。

もっと言い換えれば、会社と従業員の労働意識の乖離です。

✅「そんな事を考えるのは、会社の役割」
✅「従業員なのだから、言われたことをやればいいよ」
✅「嫌になったら、転職すればいい」

不振な店舗ほど現実を見ようとせず他責です。

自分で出来る事をせずに他責にして良いのでしょうか。


他が休んでいる時にも努力する。

ボクシングのフロイド・メイウェザー・ジュニアはこう言っています。

お前が休んでる時、俺は練習している。
お前が寝ている時、俺は練習している。
お前が練習している時、もちろん俺も練習している

<フロイド・メイウェザー・ジュニア>

こういう事実もあるのです。


働き方改革というと「何かと長時間労働が取り上げられます」が、その理由は、時間という数字に表れやすいからと思っています。

本来は、時間に対しての質や実績ではないでしょうか。


✅3.大きな差が生まれてくる


✅A店 従業員数10名 売上1億5千万円
✅B店 従業員数6名   売上2億2千5百万円
※数字は、計算の都合上適当な数値です。

A店 1人当たりの従業員売上額 1500万円
B店 1人当たりの従業員売上額 3750万円

共に同じ給与体系、利益率。むしろB店の方が利益率が高い。

B店の従業員は、A店の従業員の2.5倍の生産性です。


A店は、規程通りの勤務体系を重視し、残業をしない。
B店は、仕事を終わらせる事を重視し、残業も厭わない。

どちらにせよ限度というのがありますが、時間を守るだけでは、3年後、5年後と経過するほど、B店の従業員の経験値も実績もA店に比較して差がついてくるのです。


これでA店が、B店に追いつける日が、来るのでしょうか。


✅お前が休んでる時、俺は練習している。
✅お前が寝ている時、俺は練習している。
✅お前が練習している時、もちろん俺も練習している

私から見れば、A店は、追いつく気が無いと思います。

だからと言って、長時間労働を容認している訳ではありません。



残業ありきの勤務体系は、健康上も良くありませんし、時間内に仕事を終わらせる努力は、もちろん必要です。休みは良い仕事をするために必要です。


✅4.それは、改革なのですか

低い意識下の環境で安易にシステムを導入しても、期待する効果が出るとは思えません。改革という名の元に胡坐をかいているようでは、変化はしても悪い方向にしか変化しません。


時間だけに捉われて、本来の目的を見失っているようでは「働き方を妥協しているに過ぎない」と私は思います。


✅時間がないから出来ない。
✅仕事が多くて処理できない。
✅会社が悪い、上司が悪い、システムが悪い。

出来ない理由ばかり出て来ていませんか。

こうなってしまうと、働き方改革というより「働き方妥協」です。

時間を掛けない=仕事をしない ではない。


かつて「働きバチ」「働きすぎ」と言われた日本ですが、1980年代の日本の労働時間は、なかなか壮絶ですね。それが2005年頃には、アメリカを下回っています。


<日本と海外の労働時間の比較>

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一人当たり平均年間総実労働時間(就業者)
出典: 独立行政法人 労働政策研究・研修機構「国際労働比較」(2018)



仕事は、効率的に終わらせる。
規定内の時間で終わらせるのがベスト。
終わらなくとも目途は、最低限付ける。
早目に仕事が終われば、次の仕事に着手する。


コロナウィルスの影響により働き方が、大きく変化しています。働き方妥協にならぬよう時間は、有効に使いたいものです。


そんな、おじさんの話でした。


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