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幼少期の経験からの「責任消費思考」の話

<おじさんDX Vol 217>

住んでいる地域の活性には、地元で消費するのが一番と思っています。とは言え、私1人が多少消費しても経済が回るなんてインパクトもなく...。

そんな私が、責任消費思考になったであろうエピソードを1つ。

✅責任消費思考

エシカル消費とも似ている箇所がありますが、そこまで社会的ではなく、狭い地域内で消費をする事と思っています。

地元での商店や飲食店をはじめ、社会的インフラを担う施設を普段から利用することで、経営を持続することに少しでも協力しようと言う考えです。

商売ですから採算の合わない地域は撤収しますので、自分の住む地域で消費をしないと、回りまわって自身に帰って来るのです。


✅銭湯の想い出

子供の頃に通った銭湯。当時の実家には、風呂というモノが無く銭湯に行くのは日課でした。なんせ泥遊びが好きだったようで、朝から日が暮れるまで泥だらけ😅

最初のうちは両親に連れられていたのですが、いつしか両親とは行かなくなり、1人で風呂敷をぶら下げて、通っていました。

子供ながら、大人の仲間入りしたような気分だったのです。


本当の理由は、誠に不順😁

✅風呂のあとの、一杯が格別😁

一杯といっても飲酒ではなく「牛乳」


🌈それも「コーヒー牛乳」


母親からは、ノーマルの牛乳を飲むように言われていたのですが、家では牛乳は飲めても、コーヒー牛乳は飲めなかったのです。

風呂屋さんに行く=コーヒー牛乳が飲めるというのは、幼少期の私にとって一大イベントだったのです。


🌈私の最高の一杯は「コーヒー牛乳なのだ❗」🌈

✅コーヒー牛乳は、ノーマル牛乳よりも価格が多少高い。
ここから譲れない戦いが始まるのだが、所詮幼稚園児...お小遣はなかった。

それでも「コーヒー牛乳は飲みたい」

私の考えを見透かしていた母親は、持たせるお金をピッタリにするので買えないのです💦

私には、とある作戦が...


今ではそんな面影もないのですが、子供の頃の私は可愛かったらしい😁

✅通称:マダムキラー😁

お風呂屋さんの女将は、行く度に声を掛けてくれ、こんな小さな子供が通ってくるものだから、周囲の大人とも知り合う事になりました。

古き良き昭和のコミュニティーです。


風呂上りになると、女将さんが「何にする?」と聞くのですが...。

✅牛乳?⇒反応なし🙄
✅コーヒー牛乳⇒ニコッと「うん!」😁

🌈今から思えば、なんとあざとい子供でしょう😁


すっかり女将に甘えていましたが、後日に親が差額を支払っていた様子で、女将に私にコーヒー牛乳を飲ませないよう伝えていたそうだ😅

そんな事とは知らずに、私はコーヒー牛乳を飲んでいたのです。


やがて引越をし、風呂場が自宅にあるようになると、銭湯へ滅多に行かなくなりました。勿論、あのコーヒー牛乳も飲めなくなってしまったのです😅


✅生活様式の変化

数年後、その銭湯は閉業し更地になってしまいました。

✅あの女将や親父さんは、どこへ行ったのだろう。
✅あのおじさん達は、どこへ行ったのだろう。
✅あのおじいさん達は、どこへ行ったのだろう。

みんな、私の背中を流してくれた人達。


✅どうしてお風呂屋さんは、なくなっちゃったの❓

母親が言うには「商売が大変だった」らしいのです。

当時、新築ラッシュで周辺には、マンションが立ち並ぶようになり、各家庭に風呂場が設置されるようになると銭湯の需要は、大きく落ちたのです。


実際のところこれ以上儲からない営業するよりもマンション経営をした方が、儲かる時代でしたので業態を変更しただけだそうです。


✅生活様式が変わる影響は大きい。

そのような理由も知らず、当時の私は「自分が銭湯に行かなくなったから...」と思ったのです。もっとお風呂屋さんに行ってコーヒー牛乳を飲めば、無くなる事がなかった...。


幼少時にこんな思いもあってか、大人になると地元にお金を落とすことで地元を守るという責任消費思考になっていました。

閉店ともなると「何処にいたのだろう」という位、沢山のお客様が入る店があります。そうした風景を見ると「普段から利用すれば閉店なんてしないのにな...」と複雑な思いもあるのです。


✅大手企業の進出

大手企業の進出は、地域住民にとって便利になる反面、小さな商店や飲食店は、駆逐され職を失う人もいるのも現実なのですが、場合によっては、儲からない商売を辞めるきっかけにもなっています。

ですから、大手の進出が一概に悪いとも言えないのです。

市況によっては、更に大手が進出して狭い地域の覇権争いになり、入れ替わる...。ある意味、破壊と再生を繰り返しているようなものです。


仕方ないですが「便利」「安い」が、重要視され費用対効果ばかり追うようになります。看板が違うだけでどこもに似たようなサービスや物に溢れかえるのです。

そうなると途端に魅力が無く感じる😱

自分も含めて消費者は、勝手ですよ😁


✅競争社会、市場原理

まるで周囲とレースでもするかのように競い合い、脱落者を蹴落としていく...。時には嘲笑する人も居たりと...。ギスギスした世の中になっているような気がします。

✅自分さえ良ければ良い。
✅口を開けば、金、金、金...。
「我田引水」という言葉が、浮かび上がります。

小さな競争社会の中で先頭集団の一員なった時もありましたが、これじゃない感が強く多少多くの収入を得ても、違和感があるのです。

この違和感は、今でもあります。

「循環」これが重要と思うのです。


インターネットで殆どの物が購入出来ますが、地元のお店には生き残って欲しいのが本音です。昨今の資本主義の弊害が、より濃く出てきている現代では、そうも言えないのも事実なのです。


それでも責任消費思考なのです。


いつまでも、甘い考えのおじさんです。


🍀駄文を読んで頂き誠にありがとうございます。 ✅1.ガリガリ君の購入資金に充てます。 ✅2.ボンコツな愛車の維持費の足しにします。 ✅3.神社のお賽銭か盲導犬に募金します。