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もう、筋肉は使わない。 個人のSDGs

 誰も信じてくれませんが、
今の私が意識していることは「筋肉を使わない」です。
クラスでも、みなさんの反応、失笑です。
失笑までがコントのフリとオチのように、ネタが繰り返されています。

 スタジオのご利用者は30代から60代。特に40代〜50代が中心です。
比較的長く続けてくださる方が多く、私自身共に成長し続けています。
 成長するというと、”日々鍛錬し、歳に、老いに負けない。”
と連想してしまいますが、正しくは
『そのままでは 鍛錬し続け、歳に老いに負けないようにしなければならない』です。
この言葉を聞いただけでも、辛い、苦しい・・・。

 そもそも 老いと感じるのはなぜ?
簡単です。 若い時、できた時、とを比べているからです。

 あの時はできたのに → できなくなった → 歳だから
この方程式に疑問を抱くようになり、私の実験は始まったのです。

 筋肉が成長する身体のシステムは実は歳をとっても変わらないのです。
何歳になっても鍛えることができる。
 話題になった日本最高齢インストラクーのタカミキこと瀧島未香さんは65歳から運動を始めて87歳でインストラクターになり現在93歳。元気に活躍されています。彼女については各動画やSNSをご覧ください。

素晴らしい!!

彼女からも筋肉の成長に歳は関係ないのです。
しかし、絶対的に逆らえない事があります。

それは『回復力』です。回復力には臓器の働きが大きく、各臓器の機能低下は否めません。家電製品のように買い替えができないのです。

そこで辿り着いた理論。
  ”回復力に負担がかからないように出力する”

エネルギーを抑えるということは消極的なイメージですが、動かないと筋肉は衰える一方です。 
 目指すは、省エネ理論です。

省エネルギー(しょうエネルギー、英語: energy conservation)とは、同じ社会的・経済的効果をより少ないエネルギーで得られるようにすることである。省略して省エネ(しょうエネ)とも言われる。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

大事なところは”同じ効果を少ないエネルギー”でのところです。
変えるべきは出力の仕方=やり方です。

この最大のヒントを得たのが”武道、古武術”だったのです。
それがこちらの動画です。

回復力と共に衰えるのが『瞬発力』、しかし達人の方の年齢は高いはずなのにこの動きは瞬発力そのものです。
私の知っている瞬発力は衰えるはず、ではこの瞬発力は何?
決してこの達人の方々が、筋トレをしてダッシュやジャンプトレーニングによる瞬発力を鍛え、維持しているとは想像できません。

 そして調べていくと 古武術、武道のあり方にあったのです。
勉強、実践していく中で、私自身の理論、理想にどんどん近づいていきます。 
大人になると体は動かなくなる のではない。
大人になるにつれて動かさなくなる=動かなくなる。
動かしてもこれまでと同じやり方を続けると=壊れる動かなくなる。

老い争うのではなく、老子の説く”無為自然”です。

【無為自然】何もしないのではなく精一杯の努力をし、あとは天地自然の宇宙の原理や変化をそのまま受け入れる。
そして、心とからだ、共に自然なありのままの状態に戻してあげること。

そして、カラダの自然の在り方に重視していくと、
「筋肉を使わない」という表現に辿り着いてしまった。というわけです。

 これまでは筋肉を鍛えて身体を動かす。一択でしたが
骨格、骨の動きを筋肉がサポートをする。この意識に変えてから
物理、運動学、精神、心理学、哲学とあらゆる点と点が繋がっていったのです。

i-yogaは、真剣に実際に大人が学ぶべき、向かうべき生き方を
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