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ドキッ!丸ごと手塚治虫だらけの書店大会!【手塚治虫書店】東京丸の内店レビュー!


世界に誇るメガロポリストーキョー
日本の象徴ともいえる「東京駅」その東京駅「丸の内北口」を出てすぐ左手に見える高層ビル入ってすぐの目の前の目の前に
現れたのが「丸善書店 丸善 丸の内本店」であります。

めちゃくちゃデカイこの本屋を入ってすぐ左手のエスカレーターを登りまして3FまでGOします。
そうすると見えてくるのが…

出ました!「手塚治虫書店」見参!

文字通り手塚治虫だけの手塚治虫だらけの手塚治虫好きの聖地
「手塚治虫書店」でございます。

この丸の内店の紹介動画は2回目になりますので今回は詳しい解説はなしで
どんな本が並んでいるかささっと見ていきます。

ちなみに過去の「手塚治虫書店」の動画につきましては
この記事の最後に貼っておきますのでぜひご覧になってください。



「手塚治虫」地上最大の漫画家(手塚治虫 増補新版)

これは初心者から玄人まで楽しめる一冊です。おすすめしてます。
手塚治虫とは何たるかを端的に説明してくれています。それでいてディープな側面もしっかり解説入っているので本当に素人から玄人まで楽しめます。
非常に手塚先生の素晴らしい偉業をコンパクトにまとめられている一冊だと思います。


「プルートゥ」浦沢直樹

別の作家さんが描いた手塚作品ではおそらく最も有名であろう作品。しかも最近Netflixで初のアニメ化決定決定しました。期待しかないっす!




「ばるぼら」永井豪

これ単行本になってたんですね(笑)
ちょっと驚きです。まさにエロティックバイオレンス!豪先生版の超ド級の「ばるぼら」が楽しめます。まぁこうなるわな。


「サーチアンドデストロイ」カネコアツシ

近未来版、新感覚の「どろろ」のリメイク作です。
はっきり言って「どろろ」として読むより全く違うストーリーとして読んだ方がいいです。リメイクって頭の片隅にあるとどうしても引っ張られちゃうじゃないですか。そんなん無視でSF「どろろ」を体験してほしい。



「手塚治虫は「ジャングル大帝」にどんな思いを込めたのか」竹内オサム

一歩踏み込んだ手塚作品の解釈、そして手塚作品が日本漫画界において
いかに凄まじい功績を残してきたかを名作を紐解きながら解説されている力作です。素人にはわからないプロから見るからこそ見えるプロのすごさ。そして手塚治虫の偉大さ、日本漫画界に現れた新星を読み解く。


「手塚治虫マンガを哲学する」小川仁志
これは比較的最近に出版されたもので
手塚作品の言葉を現代に生きる我々に対してピックアップして解説しているものです。哲学って銘打ってますけど全然難しくないです。内容は初心者向き。玄人にはちょっと物足りないかと。


「メタモルフォーゼ」オリジナル版

これは「変身」を題材にした短編集の復刻本です。
「変身」と言えば手塚治虫、手塚治虫といえば「変身」です。
手塚治虫というド変態作家の内の内まで切り込んだエキスの凝縮された短編集ですので非常に見ごたえのある注目の作品になっています。
収録作で言えば「ザムザ復活」これはぶっ飛んでます。読んで欲しい。
なかなかのキワモンです。

そして「こじき姫ルンペネラ」
ガチファンならちょっとザワツく大人向けの漫画です。
ここでは口にできないほどに際どいマンガでこちらもご多分に漏れず
生前の手塚先生によって大幅な描き直しがされております。
しかし今回は完全オリジナルバージョンでの掲載
連載時とストーリーがオチを含めて別物になっているだけでなく
キャラクターデザインが大きく改編されているまさにファン垂涎の幻の逸品。ぜひ機会があれば観てみてください。


そして最高傑作「火の鳥」「火の鳥大解剖」
これでより「火の鳥」のディープな世界観に浸って頂くわけですが
火の鳥読んでない人っているの?


「手塚治虫 シェイクスピア漫画館」

シェイクスピアの名作を題材にして手塚先生が描いた作品を一同に集めた一冊。手塚先生ってシェイクスピア関連の作品を結構多く描いておりまして
こちらも見れば手塚先生がどのようにシェイクスピアに影響を受けそしてアレンジされているか分かりやすく解説されておりますので面白い一冊だと思います。七色いんこが好きな方なんかは非常に楽しめると思います。



「サンダーマスク」 《オリジナル版》

なぜ数ある手塚作品の中からこれをチョイスしたのか分かりませんが
これはかなりのマニアック度高しです。
オマケ特典も充実しておりガチファンには嬉しい内容のオリジナル版。


「ザ・クレーター」≪オリジナル版≫

いわゆる手塚治虫がスランプ時期に描かれた超絶ダーク短編集で
湯水のように溢れ出てくる創作意欲を何の制約もなく書いたらこんなん出来ました!って感じのハッピーエンドがほぼないというダーク作品集です。
これぞ手塚治虫という醍醐味を味わうには最適な一作。


「リボンの騎士」上巻下巻セット

少女漫画史に輝く金字塔!
「女らしさ男らしさとはなにか?」
ジェンダーレスがささやかれるこの時代にこそ読んで欲しい作品です。
そして当時の多くの女性漫画家たちの指針ともなった不滅の傑作
この作品無くして現代の少女漫画の存在はあり得なかったでしょう。
この上下巻がセットになった豪華版。
このシンプルにして流れるような美しい曲線
この2023年に見ても目がくらむようなデザイン
そりゃあ1953年の当時の女の子からすれば相当な衝撃だったと思います。
70年前にこのデザインはまさに雷が落ちてきたかのような感動を受けてたとしても決して大袈裟な表現ではないと思えます。
恐ろしい作品です。



そして手塚治虫書店ではおなじみの生原稿の展示
ぜひ巨匠の息遣いを間近で感じ取ってみて欲しいと思います。

ちなみに普通のコミックスコーナーにも「名作漫画」として手塚治虫コーナーありました。どんだけすごいねん。

…はいというわけで今回は「手塚治虫書店丸の内店」のご紹介でした。

丸善書店は「手塚治虫書店」だけでなく本屋としてもとんでもなくデカイ書店ですので本好きな方なら一日中滞在できる素晴らしい本屋であります。
JR東京駅の本当にすぐそばで、非常にアクセスの良い立地ですので
ぜひ一度お立ち寄りください。

☆『手塚治虫書店』【丸善 丸ノ内本店】(東京)
場所:東京都千代田区丸の内1-6-4 丸の内オアゾショップ&レストラン3F

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