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手塚治虫書店(大阪梅田店)に行って来た!徹底レビュー!

今回は手塚治虫書店(大阪梅田店)をご紹介いたします。
全国で5店舗ある手塚治虫書店のうちのひとつで
このチャンネルでは東京、岐阜に続き3店舗目のご紹介となります。

お気づきの方もおられると思いますが
これまで
東京、大阪、名古屋、岐阜の4店舗って言ってたんですけど
実は淡路島のニジゲンノモリに手塚治虫書店ができていたんですね。
全く気付きませんでした。

だから実際には5店舗です
そのときの記事は下記に。


さて今回はこちら手塚治虫書店 大阪梅田店ですが

JR大阪駅の近く、歩いて10分ほどですかね【MARUZEN&ジュンク堂書店】の店舗内の6階に展開されております。
しっとりとした大人の佇まいで文芸書や洋書などと同じ括りで展開されており一見するととてもマンガの本棚とは思えないほど
非常に上品でその場にいるだけで何か賢くなったような気にさせてくれる趣を感じさせてくれます。

(動画で実際の大きさをご覧になってみてください)

体感的なイメージですと東京丸の内店よりやや小さいスペースですかね。
品揃えは一般的な手塚治虫書店と変わらないラインナップになっておりました。

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難点はマンガコーナーではないところにありますので
最初はどこにあるのか分からなくて迷っちゃったんですね。
(もちろん本屋自体がデカイのもある)
案内板にも書いてないので、
正確にはボクが見つけられなかっただけかも知れませんが
存在を知ってもらうという点においてはかなりマイナスなので
そこは残念でありました。

時間の都合上、マンガコーナーには足を運べていないので
どのような案内版になっていたのか分かりませんが、
ここに「手塚治虫書店」がある
もしくは「手塚治虫だけのコーナーがある」という告知といいますか
アピールが弱かったのでお客さんの導線を考えると
ちょっと勿体ない気がしました。

絶対に気づかずに帰られる方が多いはず。
(それは非常に勿体ないですよ)


他の店舗(手塚治虫書店)との違いで言えば
POPを上手く活用されていましたね。
やはりPOPがありますと見栄えも良くなりますし初めての新規のお客さんにとっては非常に分かりやすいツールになりますのでこういうものは
積極的に活用して欲しいですね。

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あと丸善ジュンク堂書店オリジナル「手塚治虫全集」のPOP
紹介もされていたのでとても良かったです。

ボクらみたいな知ってる者からすればあまり必要ない情報なんですけど
結構、手塚治虫の漫画を読もうと思ったらどれを読んでいいか分からないという声があるので
こういうシリーズがあるよっていう告知はとても親切だと思います。
場合によっては集めたいと思うキッカケにもなりますしね。

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ちなみにこちらは
丸善ジュンク堂書店と手塚プロダクションが提携し、オンデマンド出版による丸善ジュンク堂書店オリジナル「手塚治虫全集」として全343巻の刊行が開始されている全集であります。

2017年11月3日から毎月3日に5タイトルづつ、
約5年かけて全343巻を刊行する予定となっております。
この全集の良いところは手塚先生自身が生前の雑誌サイズ(B5サイズ)で読まれることを想定して描いていたことにちなんで
この全集ではB5サイズでの刊行となっているところです。

B5って週刊少年誌のサイズなので非常に大きくて読みやすいですからね。
手に取ると分かりますが
受け取る印象が大きく異なりますのでこのサイズでの出版は非常に価値あるものとなっております。
背景が黒基調で並ぶと圧巻の存在感です。

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後は火の鳥、ブラックジャックってどの出版物、
どのサイズで読むか迷っちゃいますよね
読む本によって印象がめちゃくちゃ違いますからね。
ブラックジャックは収録作品の多さで言えば間違いなくこの大全集版ですね。
これは文句なしです。
現存するブラックジャックの出版物の中では最高の一品と言えます。

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火の鳥も本来の面白さを追求するなら間違いなくオリジナル版の復刻大全集がオススメなんですけどいかんせん高い(笑)
それでも完売するほど人気のある作品だったこともあり
現在その復刻版として廉価版がリリースされております。


全話の扉絵がフルカラーで収録され、
デジタルリマスタリングされた高画質な紙面は必見の美しさです。
もちろんこれまで改編修正されていたシーンやセリフも完全オリジナルにて収録されているまさしく火の鳥のおける完全版なので本棚に並べておきたい作品であります。

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ボクもこのデザイン、(下段)外装もカッコイイんで欲しいんですけど
どちらかと言うとオリジナル版の方がいいんですよね。
でも売ってないんですよね。う~んどうしようか迷いますよね(笑)

最低でもこのアサヒソノラマ版(上段)をおすすめ

日本漫画史上不滅の最高傑作ぜひ揃えておきたい逸品です。



ここら辺の豪華版やオリジナル版もちょっとお値段しますが
ファンなら揃えておきたいですね。

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手塚作品って未収録や修正されたものが多いので
こういう豪華版になると連載当時の原本のままの掲載で読むことができるので現在では読むことができないオリジナル原稿を読むことができるのは豪華版だけの特典だと思います。

特に「火の鳥」「ブラックジャック」の豪華版は
今でも根強い人気あります。
それほどまでに完全版を読めると言うのは手塚ファンにとっては価値のある仕様と言えますね



生原画もありました。
アドルフに告ぐの原画は珍しいですからこの原画を見るだけでもここに来る価値あると思います。

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グッズもかなり豊富にあったのは他の手塚治虫書店よりポイント高いですね。



そして手塚治虫書店大阪梅田店の注目はですね。
この手塚コーナーの横に洋書コーナー、外国語コーナーがありまして
そこにジャパニーズマンガコーナーがあるんですね。

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そこにありました手塚漫画

「奇子」「ブッダ」「どろろ」「ブラックジャック」
「奇子」の表紙どうですかこれ。妖艶でなまめかしいデザインですね。

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同じ漫画でも言語の違う作品を通してみてみると趣を感じます。
ボクは全く外国語が分かりませんので一体どのような訳し方をしているのか判別のしようがないのですが、
やはり母国語で手塚治虫の作品が読めるというのは日本人最高の特権ですね。

というわけで以上、大阪店のレビューでした。

次は名古屋店とニジゲンノモリ店だ!


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