瞑想で学べる「忍耐強さ」とは~蝶のさなぎのごとく - マインドフルネス日報
どうも。
マインドフルネス警察のゼンコップ(@zencyborg)です。
健康について、最高のパフォーマンスを上げるには、以下の4つの分野を攻略する必要があります。
「睡眠」、「食事」、「運動」、「瞑想。」
特に重要なのが「睡眠」と「食事」ですが、より良いパフォーマンスを上げるには「運動」と「瞑想」に取り組む必要があります。
理由は単純でどちらも「脳」の機能を高めるから。
わたしは仕事のストレスに悩まされていましたが、瞑想によって感じるストレスが減りました。
その経験をもとに、ブラック企業を撲滅する任務のかたわら、社会全体のストレスを減らすべく、マインドフルネスを広めています。
このnoteでは日報として、毎日シンプルライフ本の重要箇所の抜き書きと、名著『マインドフルネスストレス低減法』からの学びを少しずつ発信していきます。
また、誰でもすぐに始めれる「3分瞑想」のやり方と「食べる瞑想」のやり方についても簡単に説明。
興味があればサクッと始めてみてくださいね。
コロナで不安が続きますが、自分と向き合う機会でもありますので、マインドフルネスを全力で広めていきます🍵
【読書】『ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果』vol.6
やることが多すぎて、結局自分は何がしたいのだろう。
「なんでもやろうすること」は組織の中にいると褒められることがあります。
わたしが所属していた組織も「なんでも挑戦すること=善」という環境で、真に受けたわたしもありとあらゆることに手を出していました。
しかし手をつけた全てに関して、残ったものは「そこそこの結果」でした。
やることが多く忙しい日々を送る中で、結局自分は何をしたいのかを問い直した時に見つけたのが『ワン・シング』という本です。
この本では、何かに一点集中して取り組むことが大成功の秘訣であることが説明されており、本から学んだ重要箇所を、毎日少しだけ抜き書きしていきます。
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【マルチタスクについて重要な考え】
①気が散るのは自然なこと
→仕事中には平均して11分に1回の邪魔が入り、私たちの頭には1日に平均で4000もの思考が去来する
②マルチタスクをすると大きな損失を招く
→平均的な就業時間の28%が、マルチタスクをこなそうとしたための効率の悪さによって失われている
③注意散漫になると成果を損なう
【成功は実は短距離走】
成功の秘訣は、正しい習慣を見極め、訓練してそれを自分のものにすること。成功者は長い時間をかけて全てにおいて規律正しい習慣を獲得したと思われるが、すべて規律正しいわけではない。正しい習慣を見極め、日常で役立つものを身に付けただけ。
【規律正しさ<日常で役に立つ】
・目指すべきは規律正しい人ではなく、日常で役立つものを身に付けた人
・面白いのが、日常で役に立つ良い習慣を生活の一部にすることができれば、規律正しい人に見られること
・すべてにおいて規律正しい必要はない
【必要なのは実行する習慣】
・習慣を身につけるのに充分な規律さえあればいい
・自分を律するとは、特定の行動が取れるように自分を訓練すること
・それがやがて日課になる
【規律について重要なこと】
・すべてに規律正しい人を目指さなくていい
→ 成功するためには正しいことを行う必要があるが、すべてを正しく行う必要なない
・一度に一つの習慣を身につける
・それぞれの習慣に十分な時間をかける
→ 新しい習慣を身につけるには平均して66日必要
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明日も引き続き、本からの学びを紹介していきます。
【瞑想】『マインドフルネスストレス低減法』からの学び
【忍耐について】
・自然の時間の経過を理解し、受け入れなければいけない場合がある
・子供は早く蝶になるようにと思って、さなぎをこじ開けようとするが、無理にこじあけても早く蝶になるわけではない
・大人は蝶に必要な一定の時間を経たときに、初めてさなぎから出てくることを知っている
・注意集中力を養う場合も、自分の心や体に対する忍耐力が必要
・瞑想中に緊張や動揺、恐れをいだいていても焦らないように
【忍耐が教えてくれるもの】
・私たちの心は過去や未来をあれこれと思い巡らすのが好き
・心は勝手にさまよい歩くものということを受け入れる必要がある
・その動きにいちいち付き合う必要はない
【物事を焦ってはいけない】
・瞑想を続けても何の効果がでない時にやきもきしてはいけない
・自分に「効果がでずやきもきする」という体験をする余裕を与える
・何か行動したり、考えたりしても、瞬間がより豊かなものになるわけではなく、むしろ逆
・蝶のさなぎを扱うのと同じように自分を扱う必要がある
【忍耐強さとは】
・「一つひとつの瞬間に対して完全に開かれている」ということ
・さなぎから出てくる蝶のように、ものごとにはそれなりの時間の経過が必要だということをよく理解し、すべてを受け入れるということ
3分瞑想のやり方
瞑想に興味があるけど、瞑想のやり方が分からなくて始めれないならば3分瞑想がオススメ。
3分だけなので、すぐに始めることができます。
【3分間瞑想のやり方】
・3分だけでいい
・座ったまま
・目を閉じて
・力を抜く
・背筋を伸ばす
・呼吸は自然に任せる
・どんなふうに感じているかを感じる
・呼吸を観察する(呼吸に注意を集中する)
瞑想は、意識的に心や体を観察して、今という瞬間から次の瞬間に向けて体験したことを、あるがままのものとして受け入れるプロセスです。
マインドフルネス瞑想の本を読むまでは、瞑想とは何か特別なものを感じることだと思っていたのでとても新鮮でした。
食べる瞑想のやり方
3分瞑想に興味がわかなければ「食べる瞑想」というものがあります。
これは言葉どおり、食べることを通じて意識を集中する方法を学ぶもの。
瞬間瞬間を体験しながら食べることによって、今まで何となく食べていたものでも思わぬ発見があります。
また食べる瞑想は、瞑想が「何か普通ではないもの」や「神秘的なもの」という誤解を解くのにも使われるトレーニングです。
「3分瞑想」と同じく「食べる瞑想」も時間がかからないので是非試してみてくださいね。
【食べる瞑想のやり方】
・3粒のレーズンを用意する(アーモンドなどでもOK)
・レーズンを初めて見るようなつもりで観察する
・指でつまんだ感触、色や表面の状態に注意をはらう
・そこでわきあがる思いに気がつく(好きとか嫌いな思いや、感じなど)
・しばらくレーズンの匂いを嗅ぐ
・口にはこぶために、腕が手を持ち上げるのを意識する
・心と体が食べ物を予期して、唾液をだすのを意識し、唇にレーズンをのせる
・そのまま口にいれて、1粒のレーズンの本当の味をたしかめながら、ゆっくりとかみしめる
・十分にかんだら、飲みくだすときの感触を確かめながら飲みこむ
・自分の体がレーズン1粒分おもくなったような気がするか確認
参考図書『マインドフルネスストレス低減法』
わたしが毎日少しずつ読み進め、瞑想のガイドとして使っているのが『マインドフルネスストレス低減法』です。
わたしがこの本を使う理由は以下の3つ。
・著者のJ.ジョンカバットジンがMasterClassで講師を務めている。
(MasterClassは世界レベルの著名人が講師を務める、アメリカの有料オンラインクラス)
・メンタリストDaiGoさんもオススメしていた本。
・妻がすでに持っており大絶賛している。
(つまり家にあったので、買わなくても良かったわけです。)
普通の本と比べると本書は390pもあり大著ですが、毎日少しずつ読み進めて実践することによって、確実にマインドフルネスの基礎が身につきます。
本日の瞑想記録
本日も3分瞑想を行いました。
今日はいい気分で集中でき、外の雨の音や、新聞配達のバイクの音が聞こえてきました。
昨日学んだのは、人間は「好き」「嫌い」「中立」と機械的な反応で評価を下すものということ。
自分で良し悪しの評価をくだしても、おしとどめてはいけず、大事なのは評価を下しているということを認識することです。
今日はいい気分で瞑想に取り組んだと言いましたが、そのこと自体にこだわった反応をせず、浮かぶままにまかせて呼吸の観察をつづけることができました。
明日もコツコツ続けていきます。
それでは。
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