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2022夏、北海道旅行[上陸18日目]

銀婚湯

小樽より南下して今晩が北海道最後の晩になる。
思い起こせば本州に2泊、今日を含めると北海道に18泊、北海道に上陸した日が遠い昔のようで、R5が倶知安町に入り羊蹄山の西側を抜けると初日の見知った道となっていよいよ最終日なのだなあと、いやが上でも思わされることになる。

八雲町落部という所から県道67へと右折、2km程で集落は途絶え落部川に沿って登っていくと、本日の宿上の湯温泉銀婚湯にたどり着く。

数百年昔からアイヌの人々に利用され、温泉が大量湧出した日が大正天皇銀婚の佳日に当たったため、銀婚湯と命名。
5本の源泉と11ヶ所の湯舟という、今回泊った北海道の湯宿のどちらも自噴源泉を多数もつ湯宿で(丸駒温泉旅館、然別峡かんの温泉、湯元 湧駒荘)こちらもそれぞれの湯宿に勝るとも劣らない素晴らしい温泉です。

落ち着いたロビー

受付を済ませて、2階まで案内されます。廊下や階段も広くて、所々に休めるように椅子が置いてある。
新館、東館、西館、旧館と分かれていて私たちは東館です。
目の前のブナの木の庭に癒される。
ちょっと暑い日で、
女将さんが「東館は今回、お客様だけなので入口開けておきましょうね」
とのことで開けっ放しでくつろいじゃいます。
普段は涼しいらしくて扇風機のみです。
これが裏目に出て、食事時も開けっ放しで食堂に行ってしまい、お布団を敷いていただくときに、宿の方が鍵を掛けてくれました。失敗失敗
畳は替えたばかりのようでい草のいい香りがしてやっぱり畳はい草に限る。

お茶を頂いてから、まずは内湯とそれに併設する露天風呂に向かう。
どうやらアブが多いらしく、夕方は外湯回りはやめた方がいいとの事。
翌朝にとっておく。

さてその内湯(こもれびの湯)が広い。男湯(渓流の湯)は更に広いのだけど、これを源泉かけ流しと、湯温が高い為、10%の加水でまかなっている。
そしてこんなに広いお風呂を独泉とかバチ当たるw
泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉でやや熱めのつるつる温泉です。

渓流の湯
露天風呂(男湯)
脱衣所の椅子がかわいい

平日ということを加味しても、混雑していなくてゆっくり温泉にも入れて幸せ過ぎる。

そして夕食です。そろそろ食傷気味になっていたので、野菜中心の食事がありがたく、味付けも薄味でお酒のお供にとてもよかった。

最初にセットされたもの
先付
ねっとりとおいしいお造り
野菜たっぷり豚しゃぶと煮物
大根の煮物とさつま揚げみたいなの
後から天ぷら揚げたて
ご飯とめずらしい海藻の味噌汁

にゃんが窓辺に来てかわいい。5匹位いるらしいけど、ここに来るのはこの子だけだそうだ。

翌朝は朝一番に外湯を目指す。全部で5ヶ所庭に点在していて、それぞれに源泉が違っていて加温加水なしの完全な源泉かけ流しのお湯です。
1時間で1つしか選べなくて、庭に点在している外湯をぐるぐる回れなくて、いったんフロントに戻って鍵をもらわなくてはいけないので、一番成分の濃いトチニの湯に決定。素敵なお庭を散策しているうちはよかったんだけど。。。

銀婚湯の森入口
苔が瑞々しい

吊り橋を渡った辺りから、アブがしつこくまとわりついてきて払うのに精一杯。トチニの湯まで15分位歩くので、段々汗もかいてきて、アブの襲来が半端なくなってきて多分50匹位取りつかれて。。。タオルで払いながら頑張って向かったけれど。。。

とても揺れる
ともかく広い

それでも刺されながら我慢してやっとトチニの湯へ

入口
トチニの湯、ワイルド

画像ではわからないけど、湯舟に今まで以上にわんわんとアブがいて、とてもじゃないけど裸になれず。。。

無理

湯舟にも入らず一目散にほぼ走って逃げかえりました。
すごく成分の濃いいい泉質だけに残念。。。
こちらの温泉は季節を選んだ方がいいかもしれない。ただ、内湯のお湯もすばらしいので、そっちだけでも十分にすばらしいのだけど。
外湯めぐりしたかったなあ。

朝食、昨日もだけどご飯がめちゃくちゃおいしかった。おひつぺろりでした。ヤクルトが出てうん十年ぶりに飲んだ。おいしかった。
食後にコーヒーを頂きました。

アブとか刺されてきつかったけど、北海道の最期を飾るすばらしい宿でした。次があれば季節を変えて来たいな。

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