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温泉マガジン

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お気に入りの温泉たちをまとめます。
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#旅

2022夏、北海道旅行[帰路2日目]

肘折温泉 大友屋旅館 毎年計画に入れていても中々訪問できなかった肘折温泉にやっと念願叶ってのお泊りです。 温湯温泉、大沢温泉、鳴子温泉と肩を並べて湯治場の雰囲気を色濃く残す肘折温泉。街そのものが令和から切り離された昭和の香りに包まれて、朝市のお母さんたち、それを冷やかしながらそぞろ歩く人たち、早朝から開く商店、玄関先を掃除する宿のスタッフ。 お客さんを迎える午後の時間がよそゆきの顔なら、早朝はしっかりとここに根差す普段の生活の顔が垣間見られる。 お客さんの顔で投宿しても、段

2022夏、北海道旅行[帰路3日目]

光雲荘 いよいよ関東に入った。 もうここまで来たら自宅に着いたも同じと思うくらい地元感に浸る(え 思い返せば7/16に自宅を出発してから23日目、長い旅も今宵の宿で最後となる。ちょっと寂しい今宵は塩の涙でも流そうかの塩原温泉。 塩原温泉、実はそんなに馴染みがなくて中規模のホテルが箒川沿いに軒を連ねる温泉街という認識だったのだが、昨年元湯温泉のえびすやを日帰りで訪れてからその認識が変わった。 今年の春にも新湯温泉の渓雲閣に宿泊して、なんでも全国でも10本の指に入る濃い硫黄泉

2022夏、北海道旅行[帰路1日目]

飯塚旅館 帰路の青函フェリーは揺れに揺れた。 デッキに出ると海に持っていかれそうで船室で結局寝ていた。 青森市に降りてすぐに安いガソリンを入れる。 北海道にいる時に、写真仲間が同じ日に青森でねぶた祭りを見に来ることを知って、なんと3年ぶりの実施だそうだ。 その時は行ってみようかなと思っていたけど、宿から1時間程。 宿の女将さんは、夕食早くできますよって言ってくれたんだけど、 なんだか忙しそうだしまあいいかなと今回は止めた。 後にいろんな人のレポを見聞きして、やっぱりその祭り

2022夏、北海道旅行[上陸18日目]

銀婚湯 小樽より南下して今晩が北海道最後の晩になる。 思い起こせば本州に2泊、今日を含めると北海道に18泊、北海道に上陸した日が遠い昔のようで、R5が倶知安町に入り羊蹄山の西側を抜けると初日の見知った道となっていよいよ最終日なのだなあと、いやが上でも思わされることになる。 八雲町落部という所から県道67へと右折、2km程で集落は途絶え落部川に沿って登っていくと、本日の宿上の湯温泉銀婚湯にたどり着く。 数百年昔からアイヌの人々に利用され、温泉が大量湧出した日が大正天皇銀婚

2022夏、北海道旅行[上陸8日目]

岩内自然の村キャンプ場 かんの温泉を後に野湯の鹿の湯までちょっと偵察に行ってみる。 然別峡野営場より、ほんの数百メートル沢の上流にそれは現れる。 小さな湯舟2つと大きな湯舟が1つの適温な湯が、水面のすぐ上の岩盤に溢れる。藻が大分ついていて入るので少しためらわれ、いえ藻がついてなくても勇気がないですが、沢の流れと相まって素晴らしい景観です。泉質は塩化物炭酸水素塩泉らしく有志の方々で管理されてるよう、脱衣所は倒壊したのかありませんでした。 野湯を後に一路帯広へ 十勝平野に下

2022夏、北海道旅行[上陸7日目-2]

然別峡かんの温泉 北海道、電波のないところが多くて中々アップ出来ないこの頃です。 念願の秘湯温泉に宿泊できると思うと動悸、いやいや胸の高鳴りが半端ないです。 宿は北海道道1088の行き止まりにある。なんと4桁道道初めて見た。駐車場から坂を登って行くといよいよ動悸…いや荷物持ってると結構息切れw 受付から外国の方は珍しく、その他の2人のスタッフも外国の方だった。1階が食堂とイロコ·ボッカの湯とコインランドリー、2階が客室で、建物を出た別棟に日替りで男湯と女湯になる。

2022夏、北海道旅行[上陸7日目-1]

層雲峡オートキャンプ場は朝も小雨の落ちる天気で、雨雲ないのにどうなってるの?ですが、案の定少し走っていたら雨は止んで薄日の日和です。 流星の滝と銀河の滝に寄ってみます。 圧巻! 旅の計画を練る時に、Google地図で参照した場所を写真で確認したりするけど、それを実際に見やると想像していたものよりダイナミックであったり、逆に思っていたよりも距離感がなかったりと、そういったギャップを埋めていくのも旅の醍醐味だなとつくづく思う。 富良野から美瑛、旭川、層雲峡と大雪山の周りを回

草津温泉と四万温泉を結ぶ旅-2【さあ冷え切った体を草津温泉で癒すのだ】

<前回はこちら> 午前中の鳥活で、もう思い切り体が冷え切りです。 朝も3時に自宅を出たので、ガンガン効かせた車内暖房でうとうとと居眠り 車道は、途中たいした雪もなく(らしい)草津温泉の入口から圧雪のいやらしい感じになってくる。 宿までの道すがらは住宅街で雪の為狭い坂道になっていて、また車道から離れるので草津と思えないくらい静かです。 無事到着。宿は、草津温泉 滋養の宿 ぶなです。 宿に入るとそこかしこに手作りの品々があり、 食堂でのチェックインでは、手作りのショウガ湯とお

草津温泉と四万温泉を結ぶ旅-1 【前哨戦は野鳥を求めて】

「何だろう、トラックばかりで乗用車見ないね」 そりゃそうだ、金曜日はまだ平日です。 トラックに挟まれて、東名-圏央道-東北道と駒を進める。 寒気に覆われた日本列島は、すっぽりと冷蔵庫の中。 この寒気があるからこそはるばるシベリアから飛来した白鳥を追いかけて、 館林で東北道を後にし、多々良沼にやってきました。 しかし今年は一段と寒いです。 川面を見渡せばなんと小さな水たまりを残して全面結氷しちゃってます。 これは非常にまずくて、別の所にひそんでいる白鳥は結氷していると着水出来

今年のキャンプと温泉を振り返る後半 -1

前半に続いて、今年後半のキャンプと温泉コラボを綴ってみます。 引き続きのコロナ禍で他県のスーパーの買い出し時には肩身の狭い思いもしました。でもキャンプ場では地元の民からおすそ分けを頂いたり、人の暖かさの際立った後半でした。 7月 *しろ池キャンプ場(新潟) 雨飾山の山裾にある自然豊かなキャンプ場です。 予約もキャンプ料もいらない、キャンパーもまばら、ふらっとやってきてふらっと張れる天国みたいなキャンプ場。 今回は2度目、相変わらずの静けさですが、車道で子熊と遭遇したりもす

今年のキャンプと温泉を振り返る後半 -2

後半-1に続いて、今年後半のキャンプと温泉コラボです。 9月以降涼風が吹いてくると、キャンプ場も心なしか落ち着きを醸し出しているようにも感じます。まあ、人気キャンプ場は通年の人出のようですが、そういう所は積極的に避けているのでうちとは無縁なんですけどね。 9月 *戸隠イースタンキャンプ場(長野) 天気予報の段階で雨でした。そのため私達としては初めてのバンガロー泊だったのですが、蓋を開ければたいした雨ではなかったのでした。 神域と言っていいほどの自然に恵まれ、戸隠神社までは

初めての河原湯、夏油温泉

夏油温泉観光ホテル 知人と会話をしていたら、 「3万円以下の温泉宿とか無理~」 「え、二人で?え、まさかお一人様料金?え、セレブすぎだろ。。。」 と、絶句したとある日 私達、お一人様朝夕食込み1泊税込み¥5500のお宿に行きます。。。 日本経済はセレブ様たちに大車輪で回してもらって 私達は補助輪フルパワーでいかせていただきます。 旅館さん、ホテルさん、飲食業さん、がんばれ~ ということで、絶対に行ってみたかった夏油温泉予約取れました。 本当に地理にうとくて、有名所の

雲上のお宿で硫黄泉を楽しむ

野地温泉ホテル 東北の旅もいよいよ9日目に入ります。いえ、まだ続くんですけど。。。 いろいろアクシデントもあって、それでも最北の青森から福島までなんとか南下してきたわけで、もうそろそろ走行距離も2000kmになる頃です。 この辺りでキャンプ疲れもたまってきますから3件目の宿泊りになります。 選んでおいたのは、安達太良山の北側、土湯温泉町にある野地温泉ホテル。 今回日帰り温泉も含めて全部で8か所の温泉に入湯しましたが すべて違う種類の温泉に浸かりました。 そしてここは硫黄

気動車っこ集まれ~

ほっとゆだ(岩手県西和賀町) これは東北旅行初日のお話 朝3時に自宅を出てから北上金ヶ崎ICを出てキャンプ予定地の焼地台公園に向かいます。 これが思わぬ失敗、北上JCTから素直に湯田ICまで行けばいいものを、 北上金ヶ崎ICで降りて高速代を少し節約しようとしたんです。 するとR107が道の駅錦秋湖までで通行止め。 いえ、確かにR107が災害で通行止めだから北山西ICから湯田ICまで無料って R107の入口に書いてありましたよ。 でもそんなの運転しながら瞬時に読めませんて。