雲上のお宿で硫黄泉を楽しむ
野地温泉ホテル
東北の旅もいよいよ9日目に入ります。いえ、まだ続くんですけど。。。
いろいろアクシデントもあって、それでも最北の青森から福島までなんとか南下してきたわけで、もうそろそろ走行距離も2000kmになる頃です。
この辺りでキャンプ疲れもたまってきますから3件目の宿泊りになります。
選んでおいたのは、安達太良山の北側、土湯温泉町にある野地温泉ホテル。
今回日帰り温泉も含めて全部で8か所の温泉に入湯しましたが
すべて違う種類の温泉に浸かりました。
そしてここは硫黄泉で名高い一軒宿。
今回は別館和室をチョイス。
いろいろと経費節約してるようで、少数精鋭で頑張ってる感じです。
だからといって、困ることは全くありませんし、
館内や部屋、浴室はとても清潔で気持ちがよいです。
雨に濡れたり、前日、前々日は予定していたキャンプ場が急遽閉鎖という憂き目にあい、辛うじて見つけた秋田のキャンプ場も最寄りの温泉が休業という、バチ?バチなの。。。という色々と悲しみも募って、
相方3日分の憂さを晴らすべく、温泉にまっしぐらです。
男湯(剣の湯)、女湯(扇の湯)は24時間いつでも入浴可能です。
女湯には羽衣の湯という露天風呂も併設されています。
こちらの浴室のみアメニティがあって体を洗えます。
窓からは源泉を眺めることができて、白い湯気がもくもくと上がります。
扉の湯は湯口から出ているのは冷たかったので、もしかしたら薄めているのかしらん?羽衣の湯の湯口は熱く源泉のようでした。
天狗の湯、千寿の湯、鬼面の湯は3時間ごとに男女の入れ替えがあります。
(アメニティはありません)
天狗の湯は扇の湯と泉質が似ているように感じ、ややさっぱり目。
露天風呂と一続きになっています。
*楽天のサイトよりお借りしました
そして何といってもこの宿の愁眉は千寿の湯です。
こちらのお湯が本当にすばらしい。
まず、奥から順に熱湯、普通、温湯と湯舟を通り抜けて温度調節されています。熱湯はほんの少ししか浸かることができません。45℃位ありそう。
普通で42℃位、温湯は40℃あたりかなというのが、私の体感です。
白濁度も扉の湯よりもかなり濁った感じで、硫黄の香りがとてもいい。
梁には金精様が横たわっていたのは、相方から聞きました。
私は電球の横にあった二つの丸いものが、電気の球が切れてるんだなと思っていたので、目が悪いと損しますね(何がw
片方の窓辺には木の長椅子があって休めるようになっています。
ここは温湯にずっと浸かっていたい至福です。
最後は鬼面の湯です。
見た感じは山の上の方から木のトイを伝わって流れてくるようです。
微かにブルーが掛かったお湯が美しいです。
こちらもやや熱めで、やはり濃い感じがします。
湯口が温泉成分でおおわれているのもいいですね~
こちらは独泉でした。
相方がこちらの温泉をいたく気に入ってしまい、また来たい、何度でも入りたいそうです。湯量、泉質も申し分なく、いい温泉に巡り合うとそれだけで幸せですね。
少数精鋭の食事処もスタッフさんがお一人でしたが、よく目配りしてくださっています。
もうちょっとゆっくりお食事が運ばれてくるといいかも。
夕食は普通の感じですが、お腹いっぱい頂きました。
朝食は豆乳豆腐をポン酢でいただきましたが、これ美味しいので
自宅でもやってみようかな。
ご飯もおいしく満足でした。
朝には部屋の窓から雲海が見渡せ、
帰りがけの車道からは福島の街が一望でした。
*部屋:★★★★★ 展望よし清潔です
*温泉:★★★★★ 再訪したいほどいいお湯です
*食事:★★★ 可もなく不可もなくです、白飯はおいしい
*接客:★★★★ 女性スタッフさんはとても感じがいいです
泉質:単純硫黄泉(掘削自噴、蒸気造成泉)源泉かけ流し
泉温:61℃
湧出量:307L/分
PH:6.1
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