草津温泉と四万温泉を結ぶ旅-1 【前哨戦は野鳥を求めて】

「何だろう、トラックばかりで乗用車見ないね」
そりゃそうだ、金曜日はまだ平日です。
トラックに挟まれて、東名－圏央道-東北道と駒を進める。
寒気に覆われた日本列島は、すっぽりと冷蔵庫の中。
この寒気があるからこそはるばるシベリアから飛来した白鳥を追いかけて、
館林で東北道を後にし、多々良沼にやってきました。

しかし今年は一段と寒いです。
川面を見渡せばなんと小さな水たまりを残して全面結氷しちゃってます。
これは非常にまずくて、別の所にひそんでいる白鳥は結氷していると着水出来ないので、やってこないのです。

じりじりと時間だけが過ぎやがて太陽が昇ってきました。
白鳥の飛んでくる位置が丁度太陽の位置なので、逆光で真っ黒白鳥になってしまい、あんまりシャレにならない。

この場所を諦め、多々良沼を移動すると、丁度氷の解けている所に白鳥が固まっているではないですか！

飛び立つか微妙なところだったけれど、やはり太陽の暖かさを感じるのか、1羽、また1羽としゃがんでいた白鳥が重い腰を上げて、様子を伺っています。1羽が滑走を始めると、途端に後続も後に続きます。

白鳥の滑走はどたどたとあまりかっこよくないけれど、一たび空に舞えば、その美しさに見とれてしまいます。優美です。。。

場所を渡良瀬遊水地に移して別の鳥さんを追っかけます。
日頃は「アイドル追っかけとか、いい歳して恥ずかしいやないけ～」と口には出さずとも思っていても、いざあなたもりっぱな追っかけですからねｗｗｗ

さて、渡良瀬遊水地は多々良沼よりもさらに風も増し、はっきり言って暴風です。お目当ての小鳥はこの強風ですから、すっかり藪の中に潜ってしまい出てきません。

この日は、チュウヒやチョウゲンボウやノスリやコミミズクなどもまったく姿を現しません。唯一トビが。。。たぶんです。。。

すっかり体も冷え切ってしまい、佐野ラーメンのお昼にします。
店名を失念しましたが、佐野ラーメンはやさしい味で、どこのも大抵おいしいです。

チャーシュー増しまし、わかめがうまし

ここから120km草津温泉まで安全運転で向かいます。
早く暖まりたい。。。

つづく