見出し画像

初めての河原湯、夏油温泉

夏油温泉観光ホテル

知人と会話をしていたら、
「3万円以下の温泉宿とか無理~」
「え、二人で?え、まさかお一人様料金?え、セレブすぎだろ。。。」
と、絶句したとある日

私達、お一人様朝夕食込み1泊税込み¥5500のお宿に行きます。。。

日本経済はセレブ様たちに大車輪で回してもらって
私達は補助輪フルパワーでいかせていただきます。
旅館さん、ホテルさん、飲食業さん、がんばれ~

ということで、絶対に行ってみたかった夏油温泉予約取れました。

本当に地理にうとくて、有名所の温泉地でも、「はてそこ何県?」
位なありさまでして、大体あの辺っていうのはわかるんですよ。
でもどこの県って意外と出てこないですよね。
各県の観光課の皆様、積極アピールお願いします~(他人になすりつけw

今回は紅葉ど真ん中、日本の秋、心に残る温泉旅、あ~たらこ~たらが
メインですから、お天気を祈りつつ朝の紅葉狙いで夜半に出立します。

まずは今最高潮に違いない栗駒国定公園内の須川湖に向かいます。
途中少し仮眠を取ったりしながら6:30到着。
ここは、湖畔に素敵なテントサイトがあるので次回はキャンプ目的で来たいな。そして、圧倒的な素晴らしい紅葉でした。
30分もしないうちに波が立ち、映り込みが見えなくなったのでまさに時間との勝負でした。

画像1

厳美渓、毛越寺と観光しながら、ぐるりと回って夏油温泉に向かいます。

画像2

朝が早かったので、まだまだ時間はたっぷり
ちょうど時節柄、夏油高原スキー場で紅葉祭りをやっているので
ここで昼食を何かゲットする予定です。

だご汁、モツ煮込み、大判焼きを頂きました。
スコップ三味線とかけっこう楽しかった。

スキー場を出て県道を右折すると、本当に狭くてカーブの多い山道に入ります。結構長い。
県道の行き止まりは川沿いにぽっかりと開けて、そこは焼石岳や駒ケ岳への登山口もあります。
今は2件の宿だけが営業中で、RVパークもできています。
秘湯感が満ち満ちていて自然も満ち満ちていて、ああなんていい所だろう。

少し早めだったけど、宿に着くとチェックインできました。
今回は1泊2食付きの自炊棟プランです。
宿としても切り詰めたプランなので、浴衣、バスタオル、タオル、
アメニティなどは一切ないので持参します。
借りることもできます。

そのかわり共同の冷蔵庫、カセットガス、鍋、炊飯器、調理道具、食器などはすべて無料で借りられます。ただ食料を調達するお店が近くにないので、
自炊だと食材を買い込んでおいて冷蔵庫に保管するしかないのかな。

それでも毎回同じメニューだけど、食事の提供はあるし、昼食も頼めるみたいです。

部屋はいろいろな形態があって早いもの順かな。
私達はベットのある和室で食と寝が分かれるのがいいかなとチョイス。
テレビはあるけどつきません。
窓からは河原の方の展望がありますが、男性の露天風呂のベンチが見えてしまうので(見ないけど)ベンチに座る男性の方注意です。
カメムシが6匹いました(全部外に出しました)

画像3

さあ、待ちに待ったお風呂です。
まず内湯から
白猿の湯と蛇の湯の2種類があって、
白猿の湯は、カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉(低調性中性高温泉)62.3℃
蛇の湯は、含弱放射能-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(低調性中性高温泉)66.5℃

画像4

奥が白猿の湯、手前が蛇の湯で、こちらは女湯ですが、男湯より熱いです。
白猿の湯は体感44℃、蛇の湯は43℃あたりな感じ
男湯の白猿の湯か体感43℃、蛇の湯は42℃くらいで時間で交代があります。
洗い場は2ヶ所です。
新鮮な温泉がしっかりと出ていて極上です。

壺湯もあります(女湯のみ)

画像5

蛇の湯でも結構熱くて、何度も掛け湯をして入ります。
じっと耐えていると、何というか体が確変したみたいになって、じわじわと効いてくるのがわかるんです。
これは初めての体験かも!
内側からじんわりと、自分の体が変化していっているような体験です。
心の底からいいお湯だなあと感じます。
次の白猿の湯もじっくり浸かります。
部屋に戻っても、いつまでも内側からぽかぽかとして、
心地よい疲れと夜通し移動した疲れでついうとうとと。。。

はっと飛び起きると、16:30。。。

この宿自慢の河原の温泉、新太郎の湯はカルシウム.ナトリウム-硫酸塩泉
(低調性中性高温泉)45.3℃

この湯は30分ごとに予約制で見事に予約時間を過ぎてしまいました。
この河原の湯を楽しみにやってきたのに、残念過ぎて言葉も出ない。。。

翌朝、9:30という時間が空いていて、事情を話してダメ元で話してみると
なんと入浴させてもらえそう。
今度は遅れないように時間通りにフロアで待ちます。
前の人が遅れて心配だったけど無事入湯!

河原までの階段を下って、わあ、川の色が温泉成分でしょうか、ブルーが掛かっています。

画像6

ブナの大木や桂の大木がにょきにょきと生えていて、とてもいい雰囲気。

画像7

あの竹すだれの後ろが温泉です。

画像8

ここで着替えて、掛け湯をしてそろりと入湯
建物のお風呂より温めで、ゆっくり長湯したいけど、時間が足りない。。。
足元から小さな泡となって温泉が湧き出てきます。

画像9

河原を見ながら入れるなんてなんて気持ちいいんでしょう。
時間制なので他の人の目も気になりません。
目の前の風景にも癒されて出たくない~

画像10

時間を前日の夕方に戻します。
夕食までの時間、露天風呂に向かいます。
自炊棟の建物と本館の間の階段を10段ほど下ると露天風呂です。
泉質は白猿の湯だったかな。
内湯よりは外気で冷まされて、丁度いい湯加減です。
せせらぎの音を聞きながら、ぼおっと過ごす時間がたまらないです。
こちらはお湯が結構ふんだんに出ています。

画像13

おっと17:30に夕食が配られるので、部屋に戻ります。

夕食です、必要にして十分です。野菜だけ持ってきたので、炊事場で切って食卓に並べます。ビールで乾杯~
とんかつ、鳥のから揚げ、魚を味付けて焼いたもの、ホタテの味付け、サラダ、お浸し、みそ汁でした。

画像11

翌朝の食事です。

画像12

おいしく頂きました。

翌朝も朝からお風呂三昧、内湯は男女入れ替わりで男湯は白猿の湯と蛇の湯が繋がっています。こちらの方が女湯より若干温めでした。(でも熱い)

画像14

全体に古びた印象ですが、掃除はよく行き届いていて、宿の方も気持ちよく対応されていて、とても居心地がいいです。
襤褸が苦手な人にはお勧めしないですが、お湯の素晴らしさはぴか一です。
日帰り入浴もやっているので、温泉だけでもぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょう。

お部屋には、朝カメムシが1匹いたので、次の人のお土産に置いておきましたw

温泉分析表:白猿の湯

画像15

温泉分析表:蛇の湯

画像16

温泉分析表:新太郎の湯

画像17

*男湯の画像のみHPよりお借りしました。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?