アラサーが思い出す、少年時代に影響を受けた映画5選
どうも。
「テネット」を早く観たいoilです。
本日はアラサーである僕のエンタメ観に影響を及ぼした偉大な作品たちを紹介。完全に個人的な記事。
純粋に好きな作品というより、幼い頃に観て自分の映画観を変えた作品をチョイスしています。
①トイ・ストーリー(1995)
家でビデオで観たのが初だった気がする。
おもちゃが実は生きているという想像は子供たち誰もがするけど、実際に動いているのは見たことがない。
それは、実はおもちゃたちが必死に動いている姿を見られないように努力していたからという、子供達の思考を逆手に取った「おもちゃのルール」の設定が素晴らしい。
縛りがあることで物語に緊張感が生まれ、子供達が持つ夢の世界観が守られる、そして、観客は自分たちの知らない世界の裏側を覗いているような気分になれる、一粒で3度美味しい素晴らしい設定である。
②ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒(1999)
人生で初めて劇場で観た映画が「ゴジラvsスペースゴジラ」(1994)で、そこから子供時代は特撮に傾倒しまくってたんですが、その中でも特に衝撃を受けたのがこの作品。
モノクロに赤文字、というオープニングから既に怖すぎるんですよね。
ダークな物語のトーン、不気味なはずなのに時折何故か美しく見えてしまう最強の敵・イリス。
そして人類の味方のはずなのに不穏な動きを見せるガメラと、ガメラを恨む少女が主人公と、娯楽大作とは思えないシリアス要素が満載。
最後は世界が終末を迎えるような結末で、どちらと言うとバッドエンド風味。怪獣映画でバッドエンドってあんまりないですよね。
しかし、確実に幼い僕の映画の世界観を広げた一作。
③もののけ姫(1997)
スタジオジブリが描き出す美麗な映像と「ライオン・キング」や「ジャングル・ブック」並に話す動物たちが織りなす、森の神を巡る人間と動物たちの攻防。
そして、この作品の一番の魅力は個性豊かな登場人物たちである。
呪いにかかっても自分の役目を真っ当しようとする真っ直ぐで強いアシタカはとても主人公らしいし、種族や性別の壁を超えた神々しさを感じさせる美輪明宏が演じた山犬・モロ、悪役的な位置だけどしっかりと自分の考えを持って戦うエボシ様と、どのキャラも魅力がたっぷり。
人生で初めて観たジブリ作品は、その後の僕の映画観に大きな影響を与えた。
④グーニーズ(1985)
この作品が人生で初めて観た洋画だった気がしなくもない。
自分と同じぐらいの子供たちが主人公の映画って子供の時惹かれがち。
そういう意味では「キャスパー」(1995)とか「ジュブナイル」(2000)が当時としては新しかったんですが、僕はこういう王道ジュブナイルが好きでした。
今見るとちゃっちいシーンもあるけど、それさえも愛おしく見えてくる。
最後の船が海に消えてゆくシーンなんて今見ても謎に泣ける。
もしかしたら、知らず知らずのうちに失われた少年時代をあの船に重ねてるのかも。
⑤スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977)
不思議な能力、喋るロボット、宇宙船、姫を助ける、ビームサーベルでのバトル。
男の子が好きそうな要素をこれでもかと詰め込んだ上で、ちゃんと面白く仕上がってるのがすごい。
初めて観た時はマジで衝撃だったなぁ。
これと「エピソード1」のダース・モールが中2病の入り口だった人が僕世代には結構いると思うんですけど、どうでしょう。
5作に絞ってはみたけど、他も結構あるんですよね。
多分人生で一番最初に映画館で観た「ゴジラVSスペースゴジラ」(1994)とか小学生時代死ぬほどハマった「モスラ」シリーズ(1997〜1999)とか、初めて友達だけで映画館に観に行ったスパイダーマン(2002)とか、好きな映画を聞かれたら大体作品名を出す「ダイ・ハード」(1989)とか…
なんか、昔の方が今みたいに唸ることなく心から映画を楽しめてた気がするなぁ。
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