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今の私に合う本は


先日、いつもと違う本屋さんに行ってみた。

そこは、行きつけに比べて本の数が少なく、比較的文具が充実しているイメージがあり、あるときから足を運ぶ回数が減っていた。



しかし、久しぶりの感想としては、『意外と、こっちのほうが今の自分には合ってるかも……』だったのである。これは結構予想外だったが、いいとこ見つけた! という嬉しさも同時に湧き上がってきていた。



何が良かったかというと、児童書コーナーである。




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もちろん私に子どもはいないし、夫とは入り口で一度解散するのがいつもの流れ。したがって、私1人で児童書コーナーへ向かうことになる。

周りは、椅子に座って読み聞かせをしている親子や、欲しい本がうまく決まらなくてお父さんにかるーくキレられているお子さんなど、基本的に”親と子”という組み合わせだった。しかし、臆することはない。お子さんが優先なのは大前提だが、大人だって絵本読みたいもの。そういう狙いの絵本も以前作ったし(突然の宣伝)。


いつもの本屋さんにも児童書コーナーはある。しかし、おそらく幅や高さが子どもにピッタリな設計になっていて、たまに入っても割とすぐに退散していた。それに対し、今回のところは明るくて開放感があり、全世代に開けた雰囲気に感じたのである。




『わすれられないおくりもの』『しろくまちゃんのホットケーキ』など、懐かしの作品が未だに面陳になっていたり、カッコいい系の本が並んで遠目から見たら青っぽくなっている棚があったり。絵本はすぐ手に取りたくなるくせに、文字が比較的多い中学年以上向けの本棚には軽い拒否反応が出るなど、児童書コーナーも私も、昔とさほど変わっていなかった。



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と言いつつ、今回はこちらをゲットしてきました。


『クマのプーさん』岩波少年文庫



幼い頃は文字多めの児童書をあまり読みたくなかったし、その後ある程度の年齢になると、一般的な文庫やラノベに走った。青空文庫などの類は堅苦しそうだし、もう子ども向けじゃないのも読めるし、という風に苦手意識と背伸びが融合した結果、この手の本とは良い関係を築けていなかったように思う。

でも、もういい加減背伸びしなくてもいいんじゃないかって。大人向けとされる小説を読みたいときもあるけど、ちょっとでも「読まねばならぬ」という義務感が含まれているなら無理に読む必要はない。近頃、そう思えるようになった(仕事とか宿題の場合は別だけど)。


それに、今回おそるおそる『クマのプーさん』を開いてみると、全然読みやすそうで拍子抜けしてしまった。むしろ、すぐにでも読みたくなった。この先、どんどん距離が縮まっていきそうな気がして、嬉しかった。





ちなみに、本書に決めた理由の最大の理由は、以前友人におすすめされたから。山あり谷ありのストーリーや、嫌な人が出てくる話が苦手な私にぴったりらしい。早速、あとで読んでみようっと。




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