あんバターの次は豆バター
先日パン屋さんに行った際、1番目立つエリアに豆パンが横3~4列を陣取っていた。
珍しいなと思って視線を向けると、何やらポップが……。そこには豆パン×バターのアレンジレシピが書かれていたのである。
それによれば、豆パンをトーストした後にバターを塗るとじゅわっとして美味しいらしい。うむ、確かに美味しそうだ。バターもじゅわっとしたパンも吾輩は好きであるぞ(誰)。
すぐにでも試してみたくなったが、そこの豆パンは私には少し大きすぎた。パン屋さんには悪いが、今回は他のパンを購入し豆パンに関してはアイデアのみをいただくことにしたのだった。
そしてその翌日。
やりたい、と思った気持ちを数ヶ月熟成させてしまうのも日常茶飯事な私だが、なんとこの画像は翌日の話である。すごいぞ、私! ……まあ、実家にいたからっていうのも大きいのだけどね。すごいのは私ではなく、この機会を与えてくれた母なのだった。
ということで豆パン×バターなのだが、トースト後にバターを置いてみてもいまいちバターが染み込んでいく感じがしない。割ってからのほうがいいのかしら(というかPOPではそう書いてたのかも)と半分にしてみる。
豆パンといえば”まばら”が多数派を占めるなか、まさかの密集型だった。
しかし豆をくるんで焼き上げるという製法のおかげか、表面の生地と豆の間に空間ができ、いい塩梅で固形バターを挟むことに成功。そしてそのまま口のなかへin。
おお……バター、オイシイ。
失礼、豆パンとのマリアージュの話でしたね。久しぶりに固形バターという贅沢な代物を食べたため、それ自体に舞い上がってしまいました。
豆との相性も非常に良い。甘く柔らかな豆だけでも成立していたはずなのに、コクと塩味があるひんやりバターが加わることで後引く美味しさにパワーアップしている。また、焼いたことで表面がカリッとしており、そのコントラストもよかった。
先日のパン屋さんのは大きくて……と言っていたが、バターと一緒ならいつの間にか消えてしまっていたかもしれない。恐ろしい。でもやってみたい。
と、ここではたと気づく。これ、あんバターみたいなものではないかと。
豆の種類は違えど、甘く煮た豆のパンという点では同じ。それなら味の面では合わないわけがないのだ。しかし完全なる固形であるからこその味わいや食感があり、あんバターとの差別化もきちんとできている。むしろ、スイーツスイーツしすぎていないこちらのほうがとっつきやすいかもしれない、とさえ思った。
あのパン屋さんは、「あんバターが美味しいなら豆バターだって美味しいはず」とひらめいたのだろうか。そして試してみたら狙い通りだったため、多くの人に知ってもらうべく店の一等地に豆パンを送り出したのかもしれない。
勝手ながら、私もその思いに応えさせていただきたい。微力ながら少しでも広まれ! という思いで、こうして書いてみたのだった……いや、単に美味しくてテンションが上がっちゃっただけか。
トースターがあるかたは是非一度お試しくださいませ。歯ごたえは変わるけど、きっとマーガリンでも美味しくなるはずです。
そういえば、豆パンって北海道だけだった……?
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