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自分的「常識」の不思議



お昼、いつものように食パンを食べ終えた。いつもだとこれで終了だが、どうしようかとそわそわする。食後の紅茶を淹れるも、気持ちは晴れない。

『いいじゃない、食べたってドーナツ2個より全然少ないよ』
『でも……』
『昨日食べてないんだから、ね?』
『うーん……』


*****



パン屋さんでパンを買うとき、あるいはドーナツ屋さんでドーナツを選ぶとき、「1食分2個(が望ましい)」というのが私の基本的マインドである。

この個数が一般的なのかはわからない。特にパンは大きさに依るし(少し大きいと食べきれるか心配になるので、程々だとありがたい)。ドーナツに関しては、油っこくないことに定評があるミスドでも3個目は胸焼けする。それを子どもの頃に体感して以来、1個だけにすることはあっても、2個より多く頼むことはない。食べ放題とかしてみたいのに残念な限りだ。



その上、私はカロリー表記を誰よりも早く見つけ、見つけてしまったら比較せずにはいられない、という困った癖もある。その結果、パン屋やミスドでは大体どのくらいのエネルギー量を摂取するのか、というベースがいつしか脳内に設定されてしまった。


よほどあっさりしたもの(ドーナツだと、フレンチクルーラー的なもの)にしない限り、200kcalを切るものは比較的少ないし、本当はチョコファッション的などっしり系が好きなので、2個で400kcalは確実に超える。600kcalになることも不思議ではない。しかし美味しいものはカロリーが高いと相場が決まっているし、そのつもりで足を運んでいるので納得はできる(かな?)。




だが不思議なことに、食パン1枚を食べる場合、おかわりや別の小麦製品を食べることが躊躇われるのだ。

摂取カロリーだけを見ているなら別に多くないし、むしろドーナツ2個よりも少ないから問題無いはずなのに(冒頭の会話はその葛藤の様子でした)。



前日はあまり食べられなかったから良いだろう、ということで、6枚切りの食パン1枚にプラスして常温スティックタイプのチーズケーキを食べようかと思った。食パンが大体160kcalちょいでケーキが200kcal弱、合計400もない。しかし、何故か罪悪感が沸いてくるのだ。




何故かと言いつつ、思うところはある。

「1枚でごちそうさまをした」というデータが圧倒的に多く、それが何年もの間で富士山を越す勢いで積み上がってしまった。それが自分の中で「常識」のようなものになっているのではなかろうか。

逆に、6枚切り、5枚切り、4枚切りでも1枚は1枚としてカウントする(4枚切りだとちょっと気にするけど)。変なの、と思うが、どうもそういうことになっているらしい。あくまで現時点での予想だけど。




この仮説が正しいなら、食パンを毎回2枚食べ続ければ、それが新しい「常識」になる。そうすれば量・カロリーともに自由の幅も広がりそうな気がする。


でも、1斤の消費スピードが倍になるのか……いやいや、そのサイクルもいつかは慣れる……のか?



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