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甘納豆になったパン


私はメーカーの菓子パンを食べるとき、豆パンを選ぶ確率が高い。


いつものようにスーパーのパンコーナーに行った際、その見慣れた豆パンのパッケージがいつもと少しだけ違っていた。
そこには「豆増量」の文字。元々、甘納豆の存在感はしっかりとあるのだが、それよりもさらに多いとパッケージは主張しているのだ。


確かに、いつもよりもずっしりとした重みがある、気がする。
確かに、いつもよりもパンの表面が豆でゴツゴツしている、気がする。


あやふやな世界だが、要は気持ちが大事なのだ。
豆をたくさん食べるぞという気概でそのままレジへと向かったのである。


結果、確かに豆の主張がいつもにも増して激しかった。豆は全体にばらけているというよりは、部分部分で密集している。そのため、パンの薄皮を纏った甘納豆も、金時豆ペーストが練りこまれたふかふかパンも、どちらも楽しむことができた。

原材料名欄を一応確かめてみると、なんと「金時甘納豆(国内製造)」がトップに躍り出ていた。次点が小麦粉。もはやこれは豆だ(違う)。


問題なのは、増量していないときの両者のパワーバランスがわからないことである。現時点では、豆の優勢が増量によるものなのかどうかが不明確だ。
いつものパッケージに戻ったとき、その真意を確かめたいところである(たぶん調べれば出てきそうだが……)。





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