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遠くの君へ【詩】



ポケットに灯台を入れ
穏やかな海を見つめる
少し濃くなった青空と
冷たい風が身体を覆う

ひらひらと揺れるワンピースと
最後にもらった麦わら帽子
いつも被っていたけれど
さすがにもう寒くなってしまった


灯台の光、強くしておくから
そのときまで気にしなくて良いよ
君が少しでも見えたとき
力いっぱい点滅させるから



(こちらのコンテストに参加せていただきました。どちらかというと猫の話ばかりしている私ですが、今回は逆に帽子を用いて作ってみました。猫の作品も書けたら良いな……)




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