雑種

巻き戻せば恥ずかしいことばかりなはずなのに、どれもこれも全部が大事なものばかりで簡単な…

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巻き戻せば恥ずかしいことばかりなはずなのに、どれもこれも全部が大事なものばかりで簡単なあらすじなんかに纏めてしまいたくないから、もう何もかも振り切るスピードで感情の波を掻き分けてやっと見つけた言葉を無理やり嘘にしないで無理して積み上げるみたいな、やっぱり言葉にならないそんな感じ。

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  • ライブレポになりそびれた哀れな影たち

    本人はライブレポのつもりで書いているものと考えられる非常に冗長で主観的な文章です。

  • 雑種の10曲リスト

    しょうもない自分語り多めで僕の好きな曲を押し付けがましく紹介していくコーナー(?)です。

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雑種の個人的バンドキャラランク(2023/03/16暫定版)

まえがき(?) 好きなバンドはたくさんいるけど、その"好き"って当然ながら一律ではないわけで。あるバンドに対して簡単に"好き"って言い切ってしまうのってちょっと怖くないですか?少なくとも僕はそう感じています。いや、僕は最低限の好感情が向いていたら好きって言って差し支えないと思っているけど、でも「数曲しか知らないけど偶に聴く」くらいのバンドを好きって言ったらそのバンドのファンからは叩かれそうな気がしてしまうし。やっぱり、好きなバンドに対しても"好き度"が階層としてあるんです。そ

    • 13月の風が吹き始めてるよ

      • いくつになっても「陽」聴いたら泣けそう。

        • 純ファンレター

          2023/11/09  こんな場所で言ったところで尾崎さんに届くことはないことくらい分かっているけど、僕にはこんな場所しかないのだ。どうすれば感謝を伝えられるのか、全く目処が立っていない。ライブで尾崎さんが一曲歌い終える度に今にも消えそうな声で放つ"ありがとう"を全部突き返したい。でも、手放したくないから全部大事に抱えながら、今日も生きている。きっと明日もそうやってやり過ごしている。がんばれあたし、明日はいい日だ。

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        雑種の個人的バンドキャラランク(2023/03/16暫定版)

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        • ライブレポになりそびれた哀れな影たち
          4本
        • 雑種の10曲リスト
          2本

        記事

          尾崎祐介様、お誕生日おめでとうございます。僕があなたに出会ったあの日から、気づけば3年7ヶ月の付き合いになるみたいで、疑う余地もなく僕の喜びの八割以上はあなたでできています。もうどんな日の先にも、"なんでもない日々"を重ねて、そばに居なくても分かるほど笑っていてください。

          尾崎祐介様、お誕生日おめでとうございます。僕があなたに出会ったあの日から、気づけば3年7ヶ月の付き合いになるみたいで、疑う余地もなく僕の喜びの八割以上はあなたでできています。もうどんな日の先にも、"なんでもない日々"を重ねて、そばに居なくても分かるほど笑っていてください。

          2023/09/08 『クリープハイプの日 2023』(名古屋国際会議場センチュリーホール)

           あの日から半年近い月日が経ったらしい。そうは思えないくらい一瞬で通り過ぎていった。受験生としての生活を終えた日、今通っている大学の合格が決まった日、18年と少しの時を過ごした街を旅立った日、クリープハイプに会いに行った日。どれも今でも鮮明に覚えているのに、もう取りに帰れないくらい遠ざかってしまっていた。それからの半年間、知らない街での知らない生活に慣れなくて、特に成長できないまま流されるようにして中身の無い日々を送っていたら、行き着いた先は9月8日「クリープハイプの日」でし

          2023/09/08 『クリープハイプの日 2023』(名古屋国際会議場センチュリーホール)

          何でもない日が続けばいいのよ

           18年と少しの時間を過ごしていた街は、半年くらいでは目に見える程変わってはいなかった。月一で通ってた歯医者の近くにあった家具量販店がスギ薬局になってたとか、商店街にチョコレートの店が入っていたとか、その程度。でも、寧ろその方が嬉しかった。何もないことが魅力って言ってあげたい。  8月終わり、名古屋から富山まで在来線で4時間。ずっと川沿いを走る電車に揺られて、車窓の外を眺めていた。思い返せば生活の中で田園風景を目に入れることがなかったし、電車がどこかすらよく分からない農山村

          何でもない日が続けばいいのよ

          春風吹く街の春のようなあなたへ

           一ヶ月くらい前の話。地元の予備校にいる友人に宛てて手紙を書いた。宛名の書き方すら碌に知らないのにね。よく考えたら能動的に手紙を書こうと思ったのは初めてかもしれない。  ある日の午後、熱田神宮に行ってみたけど特に用がないことに気づいて、目的地を決めずに歩いていたらJRの駅舎に辿り着いた。少し行った先に高架道路があってその上を歩いていたらなんか急に涙が出てきた。同時にあの頃のどうでもいい記憶が溢れ出した。初めて訪れた場所だし、別に何かに似ているわけでもないのに。言葉にできるほ

          春風吹く街の春のようなあなたへ

          2023/07/25 「ROCK the ROCK」(CLUB UPSET)

           このライブが発表された当時から行きたいとは思っていました。だって、いつでも僕の無彩色な毎日に寄り添って、脆弱な僕の味方でいてくれたthe quiet roomが名古屋に、それも自宅から自転車を飛ばして10分くらいの所にあるライブハウスに来るなんて。しかももう一組のOKOJOだって好きなバンドだし。好きなバンド同士のツーマン、どうでもいいけど一応バースデー前夜。でも7月末って大学生はテスト詰でそれどころじゃないのかなと思ったりして、予定も分からないから申し込まないことにしてい

          2023/07/25 「ROCK the ROCK」(CLUB UPSET)

          2023/07/10 「『sumika』~10th Anniversary THE MOVIE~」

           映画館なんていつ以来だろうか。ほとんど映画なんて見てこなかった人生だったけど、いつからか映画館という空間には何となく憧れを募らせいました。そんな中でアナウンスされたsumikaのドキュメンタリーフィルム。きっと、この日の為に生きていたんだろうなって気がしています。  上映は名古屋駅近くのミッドランドスクエアシネマにて19時から。月曜18時、授業が終わったらすぐに地下鉄に乗り込んで名古屋駅に向かう予定だったのに、そんな日に限って授業が延長して、最短で行っても間に合うかどうか

          2023/07/10 「『sumika』~10th Anniversary THE MOVIE~」

          幸せだと思える一瞬はいつでもどこかに

           気付けば春はいなくなってしまった。つい最近まであんなに桜が綺麗だった(気がする)のに、今では地面に落ちた花弁すら見当たらない。いつも置いて行かれている。何となく焦っているけど焦ったところで何をすればいいのかも分からなくて、それでこの街に来てからずっと憂鬱だった。楽しいことも割とあるけど、嫌なことが重なるとそればっかり気になって、何をするにも無気力に感じてしまう。  ちょっと気分が沈んでいて、この前、福岡にいる友人と久々に通話した。高校三年で知り合った彼とはお互いの好きなバ

          幸せだと思える一瞬はいつでもどこかに

          恥ずかしい台詞をそっと下書き保存して

           言われてみれば、いつだって後悔と生きている。それもほんと忘れてしまった方がいいようなことばかりなのに何となく忘れたくなくて、無理やり引き止めている。そんなことをしてるから心の中が散らかって精神不安定に陥っている。きっと、テレビで見かける片付けのプロみたいな人たちからは真っ先に捨ててしまえって言われるんだろうな。でも今は持ち合わせていても使いようのないものだって、いつか必要になる気がして捨てきれずにいる。どうせ、「いつかは来ない」って一蹴されるんだろうけどね。  "後悔は付

          恥ずかしい台詞をそっと下書き保存して

          擦り切れた1日の終わりに聴きたくなる10曲

           知らない街での一人分の生活にはいつになっても慣れる気配もなくて、過去のあの場所に置いてきた忘れ物ばかりを思い返しては心を擦り減らす毎日。擦り減った部分はどこに落ちているのかすら目処が立たないまま気づかないうちに遠ざかってしまう。そうやって取りに帰れない忘れ物が増えるばかりの毎日の中で、"失くしたもの"を埋め合わせてくれるような楽曲たちを、誰の為でもなく自分の為に紹介させてください。 ①コインランドリー/きゃない  きゃない自身が毎日同じ時間に訪れているコインランドリーを

          擦り切れた1日の終わりに聴きたくなる10曲

          新しい君と往くステージを

           今日も変わらずsumikaを聴いている。彼らの声とサウンドを導にやっとの思いで歩き続けて、どうにか今に辿り着いている。僕の高校生活、特に受験期を救ってくれたのは間違いなくsumikaだった。sumikaがいなければあの日僕は受験会場に向かうこともできなかったし、今もこの街で生活していないだろう。sumikaは、自信を持てる要素なんて何一つ持ち合わせていない僕が少しだけ前向きに生きる為の”主役変更ボタン”を差し出してくれる。sumikaの楽曲たちはいつだって僕の生活の一部だっ

          新しい君と往くステージを

          また風が吹いて思い出したら

           この街に漂着して一番くらいの快晴だったあの日、行く宛もなく自転車を走らせていた。僕はこうやって目的のない小さな旅をするのが好きだ。受験期はいつも学校の自習室か商店街のミニシアター(のカフェスペース)に通っていて、勉強に疲れたら一時間ほどの散策に出かけていた。何かが見えるわけでもない。せいぜい季節の移ろいを感じてしまう程度だ。でも、目的意識から解き放たれる時間があるだけで、不安や憂鬱が少しは和らいでくる。誰かにとっては無意味な時間だとしても、僕には必要な時間だ。そんな小さな一

          また風が吹いて思い出したら

          主役になんかなれない毎日の主題歌でいてくれる10曲

           誰かにとっての主役になんかどうせなれないし、自分自身の人生の上でさえ自分が主役でいられている実感なんて到底持てない。擦り減らして埋め合わせてを繰り返すだけの平凡でありふれた毎日でも、僕だけを主役にしてくれる主題歌を探してしまう。今日はそんな"誰のヒーローにもなれやしない"僕がただ取り留めの無い毎日を送るだけの、誰の感情も揺さぶれない退屈な映画の主題歌になってくれる楽曲たちの話をしたい気分です。 ①ノンフィクションの日々に捧ぐ/the quiet room  取り留めのな

          主役になんかなれない毎日の主題歌でいてくれる10曲