ワールドカップ、日本は負けた方がいい

もうすぐワールドカップだというのに、あまり楽しみではない。

直前での監督交代。

たとえ勝っても、それは偶然だ。

日本サッカーの今後のことを考えたとき、最悪なのは偶然勝ってしまってヒーローが生まれてしまうことだ。

そんなバカなことは起こらないと思うかもしれない。

だが、それは甘い。

過去にもあったのだ。

本番直前に通用しないと分かって、ガラリと戦術を変えて臨んだ2010年。

偶然うまくハマって、ベスト16になった。

メディアはそれを持ち上げ、本田など何人かの選手は、スターになった。

なってしまった。

検証は、なかった。(サッカー協会内ではされたことになっているだろうが、テレビでは「決勝T進出!」しかやっていないので、一般のファンはそれに参加していない。)

スターたちは、その次の2014年に惨敗することになった。

テレビは、罪深い。

今回も、勝ってしまったら同じことになるだろう。

「勝ったから正しかった」という結論にしてはいけない。

僕たちは、まなぶのが苦手なのだろう。

だから、一番いいのは「3戦全敗」だ。

もちろん、選手個々と西野さんたちには頑張ってほしい。

ただ、長期的に日本サッカーが強くなっていくには、惨敗して日本中で検証するというサイクルが必要だと感じるのだ。

まなぶことって、難しいのだなあ。


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