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20050424 SCSIからIDEへ

 ハードディスク$${^{*1}}$$の内容が読めなくなった。内蔵のハードディスク$${^{*2}}$$である。

 まず最初にコンピュータが起動させてもうまく動作し始めなくなった。かなり昔に取り付けた内蔵用CD-ROMドライブが異常な音を出し始めた。何度再起動しても 状況は変わらないのでCD-ROMが完全に壊れたと判断して、電源用の配線だけを抜いて動作しないようにした。CD-ROM自体を取り外すのは少し面倒だったのでそのままにしておいたのだ。

 その結果コンピュータは正常に起動する様になった。数日間そのままいつものように使用していたが、ある日内蔵している三つのハードディスク$${^{*3}}$$の内、一つが動作していないことに気付いた。何をやってもそのハードディスクが上手く読み込めないので、良い機会と思ってハードディスクのインターフェースをSCSIからIDEに変更しようと考えた。

 私が使用しているコンピュータの内部記憶装置のインターフェースはSCSI$${^{*4}}$$である。SCSIは「スカジー」と読み$${^{*5}}$$、旧型のMacには皆これが採用されていたが、最近はIDE$${^{*6}}$$になっている。ATA$${^{*7}}$$ともUltra-ATA$${^{*8}}$$とも言う。SCSIに対応したハードディスクは容量の割には値段が高く、市場にもあまり出回わらなくなったため、交換する時は探すのに苦労する。IDEは安価でどこでも売っているので問題ない。ただしこれを使うには専用のインターフェース回路が必要である。この回路とIDEとをあわせて買うとSCSIのハードディスクと同じぐらいの値段になってしまうが、記憶容量と探す手間を考えるともうSCSIにこだわる必要はなくなってきた。

 そこでインターフェース回路$${^{*9}}$$を購入した。Ultra-ATA133$${^{*10}}$$と呼ばれる規格の物である。これで廉価な大容量のハードディスクが使えるようになる。

 ハードディスクはいつでも買えるので一緒には買わなかった。回路が上手く動作するか試すために取り付けてみた。ハードディスクはもう一台あるMac$${^{*11}}$$に取り付けてある物を外して使った。こちらのMacはIDEである。うまく動作した。

 ついでにIDEを導入するきっかけとなった壊れているCD-ROMドライブをコンピュータから取り外した。コンピュータを起動させると動作していなかったハードディスクが三つとも問題なく動くようになった。これは一体どういうわけか。

 壊れたCD-ROMは電源用の配線だけを抜いて、信号用の配線はそのままだった。今回CD-ROMを完全に取り外したことによってハードディスクが動き出したので、動作しなかった原因は信号用の配線がそのままになっていたことだった。

 インターフェース回路が無駄になったが、これを機会にSCSIからIDEに置き換えていこう。

*1 20050312 外付けハードディスク
*2 20030506 パソコンの電源交換
*3 20041113 内蔵ハードディスク
*4 20001111 ハードディスクの交換
*5 20020611 SCSI
*6 IT用語辞典 e-Words : IDEとは 【Integrated Drive Electronics】 ─ 意味・解説
*7 IT用語辞典 e-Words : ATAとは 【AT Attachment】 ─ 意味・解説
*8 IT用語辞典 e-Words : Ultra ATAとは 【Ultra DMA】 (Ultra AT Attachment) ─ 意味・解説
*9 Sonnet | 製品情報
*10 IT用語辞典 e-Words : Ultra ATA/133とは 【ATA/133】 ─ 意味・解説
*11 20040325 Mac-Win間ファイル転送

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