20091024 Intaglio
パソコン用のソフトを買った。Mac用の描画ソフトウェア$${^{*1}}$$である。オンラインで購入した。オンラインで買えば、店に行く必要もなく直ぐに使えるし箱等のゴミも出ない。便利なことこの上ないのだが、ソフトウェアを通信回線のやりとりだけで買うのはあまりやらない。やはり「買う」と言う行為は有形の物が対象であって全く無形の情報だけを買うと言うのは抵抗があるのか。
$89だった。海外製のソフトで日本語版がないが、特に不自由はしない。Windowsの場合は何処にどんな操作メニューがあるのかを説明書を熟読しないと判らないソフトが多いが、Macの場合はどんなソフトでもそれが殆ど統一されているので、初めて操作する時でも説明書なしで大体使える。ということは今まで使っていた日本語で記述されている別のソフトからの類推で新しく買った英語版ソフトが大体使えると言うことである。私がMac好きな所以は色々あるが、こういう点も大きな理由の一つである。
今回このソフトを買ったのは、年賀状作成$${^{*2}}$$のためだ。九年前からパソコンを使って年賀状を作成$${^{*3}}$$する様になった。絵を描くのに描画用のソフトを使う。私が使っていたそのソフトは1990年製$${^{*4}}$$で、年賀状をパソコンで作り始めた時点で十年前のソフトであった。大安売りしていたのを買ってきたのか知人に譲ってもらったのかどうも記憶が定かでない。インストールのための媒体が見当たらない。このソフトは1.5MBしかないので、もしかするとフロッピーディスク$${^{*5}}$$でのインストールだったかも知れない。何年か前に家にあるフロッピーディスクは廃棄してしまった。
この骨董品並みのソフトを去年まで使っていた。今ではこのソフト自体の改良が終了してしまっている$${^{*6}}$$。所有している版も1994年以降は新版に改訂させていないので、三世代昔のMacOS9$${^{*7}}$$でしか動作しない。年賀状を作るには印刷しなければならない。印刷機はあるが常用の物はMacOS9では動作しないので、そのままでは印刷ができない。ではどうやって今まで年賀状を作成していたか。
まずその古過ぎる描画ソフトを使って年賀状$${^{*8}}$$の原画データを作る。これをPDF$${^{*9}}$$に変換する。PDFならばMac、Windowsに関係なく、またそれらのバージョンにも関係なく閲覧し紙に印刷することができる。PDFファイルを印刷機が動作する環境に移動させて印刷していた。ただしこれをやると原画データ中の画像の大きさや配置が少しずつずれるので不便な思いをしていた。
そこで思い切って現在使用しているMacOSX$${^{*10}}$$でそのまま動作する描画ソフトを導入することにした。「ADOBE ILLUSTRATOR$${^{*11}}$$」が有名だが、値段が高過ぎるし、それほどの機能を必要としていない。色々探した結果、この「Intaglio$${^{*12}}$$」に辿り着いた。試用版を使ってみたところ十九年前のソフトと使い勝手がよく似ていたので、購入したのであった。
*1 Intaglio — Macintosh Drawing & Illustration
*2 20090103 年賀状の技法
*3 20001119 年賀状
*4 canvas.gif
*5 フロッピーディスクとは 【floppy disk】 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典
*6 Technical Illustration, GIS and Scientific Imaging - Canvas X - ACD Systems of America
*7 OS9Forever.com Home
*8 20090101 年賀状(9)
*9 Adobe - Adobe Acrobatファミリー: Adobe Portable Document Format
*10 20090702 文章編集ソフト
*11 コンピュータ描画 | Adobe Illustrator CS4
*12 Intaglio Screen Shots