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20060713 四股名

 今までお相撲の四股名$${^{*1}}$$についてあまり違和感を持たなかったが、ふと、持つようになった。四股名$${^{*2}}$$というのは、大抵は漢字で書かれる。漢字は熟語になるとできるだけ読み方は音又は訓読みで揃える$${^{*3}}$$。湯桶読みや重箱読みは例外なのである。

 四股名で「~山」と書く場合、「~やま」「~ざん」と二通りの読み方がある。「~やま」ならば双葉山$${^{*4}}$$のように「~」部分は訓読み、「~ざん」ならば力道山$${^{*5}}$$のように「~」部分は音読みになる。ところがそうとは限らない。安念山(あんねんやま)$${^{*6}}$$のような名前もある。

 違和感が出てきたのは最近の四股名に音訓が入り交じったのが多くなったからだろうか。千代大海$${^{*7}}$$、朝青龍$${^{*8}}$$、琴欧州$${^{*9}}$$など。

 多肉植物の名前$${^{*10}}$$に似ている。これも音訓入り交じった漢字熟語の名前が多い。ぷくぷくっとしたものの名前は、音訓が入り交じりやすくなってしまうのだろうか。

*1 四股・四股名 - 語源由来辞典
*2 NHK放送文化研究所
*3 20011201 気付
*4 歴代優勝力士一覧 (昭和11年~20年) - goo 大相撲
*5 殊勲賞力士一覧(昭和22年~30年) - goo 大相撲
*6 歴代優勝力士一覧 (昭和31年~40年) - goo 大相撲
*7 千代大海 龍二 - goo 大相撲
*8 朝青龍 明徳 - goo 大相撲
*9 琴欧州 勝紀 - goo 大相撲
*10 20050314 多肉植物の名前

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