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20051130 プリンタの購入

 プリンタを買った。現在、家にあるプリンタ$${^{*1}}$$が壊れたわけではない。もっと性能が良いプリンタが欲しかったのである。性能が良いというのはもっと細かく印刷ができる、という意味である。家のプリンタの印刷の細かさは「2400dpi$${^{*2}}$$」である。「dpi」とは「dots per inch」のこと$${^{*3}}$$なので1インチの長さの中に点がどれだけ打てるか、という指標である。インチでは分かり難い。2400dpiは「1ミリの長さに96個の点」ということになる。1ミリに100個近くもの点が打てるのだから十分なような気がするが、実際年賀状$${^{*4}}$$などで印刷すると点々が肉眼で見えるので本当に1ミリに100個も点が打ってあるのか思えるくらいなのだ。ただ、髪の毛の太さは0.1ミリぐらい$${^{*5}}$$なので、それの更に十分の一と考えれば、大体それくらいかなとも思える。

 購入したプリンタは「9600dpi$${^{*6}}$$」となっている。元々家にあったものの四倍になっている。ということは1ミリに400個も点が打たれることになる。これなら殆ど点々は見えないだろう。ただしこれは横方向の話で、縦方向は2400dpi$${^{*7}}$$となっているらしい。どっちが横でどっちが縦なのか$${^{*8}}$$はよく判らないが、出来上がりが良ければそれは問題ではない。

 印刷速度が速くなった。今までは熱転写式$${^{*9}}$$といわれる印刷方法で赤黄青の三原色を三回に分けて印刷していた。今度のは三原色が一度に印刷されるので三倍以上の速度で印刷できるようになった。

 印刷の様子はどうか。こちらが2400dpi$${^{*10}}$$、そしてこちらが9600dpi$${^{*11}}$$である。元の画像はフェルメール$${^{*12}}$$の「真珠の首飾りの少女$${^{*13}}$$」である。この画像$${^{*14}}$$を印刷して少女の額の部分を拡大した。拡大するとかなり違うが、どちらも普通に印刷する分には見た目には全く問題がない。

 それでは何故プリンタを買ったのか。小さな画像を印刷するとやはり点々が目立ってくる。私の年賀状は小さな画像を集合させた$${^{*15}}$$ものである。点々を解消するするために新規プリンタの導入に踏み切った。さて、来年の年賀状は思ったように印刷できるのだろうか。

*1 20040616 プリンタの修理(2)
*2 マイクロドライプリンタ//MD-5500
*3 dpiとは 【Dot Per Inch】 ─ 意味・解説 : IT用語辞典 e-Words
*4 20050106 年賀状(5)
*5 uwbl-0411-w.jpg
*6 PIXUS|PIXUS iP4200
*7 PIXUS|PIXUS iP4200 製品仕様
*8 開発者が語る「これがキヤノン!」
*9 20040615 プリンタの修理
*10 vermeer_md5500.jpg
*11 vermeer_ip4200.jpg
*12 20010127 フェルメールとブレードランナー
*13 KIRIN~美の巨人たち~
*14 Johannes_Vermeer_(1632-75).jpg

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