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20050415 亀の冬眠明け(3)

 そろそろ暖かくなってきたので、家の亀たちを冬眠$${^{*1}}$$から目覚めさせようと思い、水槽の中に入れていた水苔を全て取り除いてやった。

 今回は、去年捕まえた1才のイシガメ2匹$${^{*2}}$$も冬眠させた。幼亀は冬眠を失敗しやすいと言われている。冬眠を失敗するというのは、冬眠中に死んでしまうという意味である。冬眠中に死ぬ原因として餓死が考えられる。冬の間、栄養補給ができないにも拘わらず暖かい日に動き回ってしまい、しまいには体力を消耗して死んでしまう。人の手で飼われている状態であれば栄養補給は十分なはずである。従って冬眠の失敗の可能性は非常に低いと考えられる$${^{*3}}$$。

 大きなイシガメ、クサガメ2匹、ミドリガメは無事冬眠に成功した。クサガメ2匹の鼻の頭がまた白くなっていた$${^{*4}}$$。この現象はクサガメだけに起きている。去年も一ヶ月ぐらいで治ったので、問題はないだろう。

 幼亀のイシガメ2匹はどうなったか。一匹は無事だった。しかしもう一匹がいない。水槽のどこを探してもいない。死骸もない。

 一体どういうことか。水槽に敷き詰めた水苔を台にして水槽から逃げてしまったのか。幼亀は体が軽いので水苔の上に乗ることができる。しかし幼亀が冬の間にそんなに活発に動けるのだろうか。冬眠に入る前、古参の亀は動いていたが、幼亀たちはどこかに潜ってしまって一切姿を見せていなかった。一足先に冬眠に入っていたのだろう。それから考えると逃げだすとは思えない。

 冬眠中に共食いされたのか。暖かい日に動き出した亀に餌にされたのだろうか。そうだとすると水槽を掃除すれば、幼亀の残骸が出てくるだろう。

 何れにしても可哀想なことをした。幼亀を冬眠させる時は、水槽を分けるか水槽に仕切をするべきであった。

*1 20041115 亀の冬支度(2)
*2 20040906 銭亀の由来
*3 20050320 亀の飼育(2)
*4 20040410 亀の冬眠明け(2)

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