20030809 亀の屁
朝起きて、亀や魚へ餌$${^{*1}}$$をやる。亀は水に浮いた餌の粒を必死になって食べる。毎日欠かさず餌をやっているので、食料の心配はないはずだが、飯が食えるのは今しかないと必死になっているように見える。
亀たちは餌を食べ始めると糞をし出す。食い物を腹に入れれば糞は押し出される。腸は一本の管だが、硬いわけではないので口から餌を入れれば、そのまま自動的に糞が出てくるのではないだろう。餌を食べた刺激で直腸の蠕動運動が活発になり、糞が出てくるのだろう。人間とよく似ている。
いつものように餌をやるとウンキョウ$${^{*2}}$$が糞をした。糞の形は人間と全く同じで円筒形のものを一、二本排出する。水中でも形が崩れない程度の固さで、いかにも健康そうである。
よく見ると、糞の中に直径1mm程度の目玉のような黒い球が二つある。ちょうど人間で言えば、未消化のトウモロコシが大便の表面に顔を覗かせている状態である。
一体何だろう、と思いながら件(くだん)の糞を見つめていたら、一つの目玉が糞から浮き出して水面で消えた。亀の屁だったのだ。音はしないが亀も屁をこくようだ。
ヌマガメ$${^{*3}}$$というのは、屁をこいたり、人間の大便によく似た糞をしたり、鼻提灯を出したり$${^{*4}}$$で、なかなかあなどれない。
*1 Tetra Internet Web Site テトラ レプトミン
*2 20021006 ウンキョウ
*3 猿沢池の淡水ガメ ヌマガメ科3種とスッポン科1種の見分け方
*4 19991007 亀の鼻提灯 (2)
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