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19991007 亀の鼻提灯 (2)

 夜の八時半頃に家の外で飼っているミドリガメを覗いたら、水の中でまた気泡の鼻提灯$${^{*1}}$$をつけて寝ていた。明かりを点けても今度はなかなか起きなかった。しばらくすると半分だけ目を開けた。よく見ると水泡が少し小さくなった。そしてまた元の大きさになった。亀の鼻息に合わせて水泡が小さくなったり大きくなったりしているのだ。正確にいうと水の中だから鼻息ではなく鼻からの水流である。まさに漫画の世界の鼻提灯であった。完全に目が覚めると鼻提灯は亀の鼻から離れて水面で消えた。

*1 19990915 亀の鼻提灯

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