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20061031 青森・北海道(6)

 気の置けない仲間達との旅行の続き$${^{*1}}$$。函館の宿は五稜郭近くのホテルにした。なかなかいい雰囲気のホテル$${^{*2}}$$である。ビジネスホテルだが、ロビー$${^{*3}}$$や受付$${^{*4}}$$には沢山の生花や観葉植物が飾ってある。受付では二人の女性がいつも対応していた。二人ともかなり歳を召している。清楚な雰囲気で互いがよく似ていた。ビジネスホテルの従業員と言う感じではない。もしかしたら二人は姉妹で、このホテルの所有者かも知れない、と勝手に想像した。

 最終日の朝は五稜郭$${^{*5}}$$に行った。すぐ横にある五稜郭タワー$${^{*6}}$$に登って、見下ろすと綺麗な幾何学図形$${^{*7}}$$になっている。展望台内部には五稜郭の解説などが展示してあった。五稜郭のような城郭は世界中にある$${^{*8}}$$らしい。日本にも沢山$${^{*9}}$$ある。特に北海道まで行かなくとも長野県にも五稜郭がある$${^{*10}}$$ことを知った。

 星形$${^{*11}}$$になっているのは、星の尖った部分から相互に援護射撃$${^{*12}}$$をすることによって死角をなくすため$${^{*13}}$$らしい。この形式の城郭はヨーロッパで発達した$${^{*14}}$$。

 函館の五稜郭も真上から見る$${^{*15}}$$と死角を少しでもなくす為$${^{*16}}$$に星の端は尖っている。どれくらい尖っているかというと、これぐらい尖っている$${^{*17}}$$。この写真は堀の橋$${^{*18}}$$を渡って右側の尖端で撮った。ここまで徹底する必要は全くないが、この徹底ぶりが清々しい。

 昼飯は函館駅近くの市場にある食堂$${^{*19}}$$で食べた。どこへ行くか思案していた処、タクシーの運転手が声を掛けてきた。鮭が川を遡上しているのが見られると言う。我々は誰一人としてそんな風景を見たことがないので、連れて行ってもらうことにした。

 函館駅から三十分ほど行った所の川に着いた。川には鮭の群れが見える$${^{*20}}$$。行く手を阻まれた$${^{*21}}$$鮭は川岸に作られた誘導溝$${^{*22}}$$を遡って生け簀$${^{*23}}$$に入る仕組みになっている。これは養殖なのか漁なのか。川岸近くではぼろぼろになった鮭$${^{*24}}$$を間近で見ることができた。

 鮭を見た後、また函館駅$${^{*25}}$$まで戻ってきた。最後に土方歳三最期の地$${^{*26}}$$を訪れ、函館から再び列車$${^{*27}}$$で青函トンネル$${^{*28}}$$をくぐった。青森駅からはバスで青森空港に行き帰途についた。

*1 20061030 青森・北海道(5)
*2 函館の無線LANが使えるホテル シエナ五稜郭
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*5 市内公園情報 五稜郭公園
*6 函館 五稜郭タワー - Goryokaku Tower Official Website
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*9 稜堡式城郭のページ 日本の稜堡式城郭・台場の御紹介
*10 稜堡式城郭のページ 竜 岡 城
*11 What Is A Bastion Fort? - WorldAtlas
*12 稜堡式城郭のページ 稜堡式城郭とは?
*13 FUSION : まぼろし博物館
*14 Types and History of Castles - Star Forts
*15 地図検索表示画面
*16 FORTIFICATION RENAISSANCE: THE ROMAN ORIGINS OF THE TRACE ITALIENNE
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