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20061030 青森・北海道(5)

 気の置けない仲間達との旅行の続き$${^{*1}}$$。案内の方$${^{*2}}$$にトンネル構内$${^{*3}}$$を説明$${^{*4}}$$してもらいながら、地上にある青函トンネル記念館$${^{*5}}$$へ行く為のケーブルカーの地下駅まで歩いて行く。海面下140m$${^{*6}}$$の体験坑道駅$${^{*7}}$$から記念駅$${^{*8}}$$まで8分で到着する。

 ケーブルカーが地上の記念駅に到着すると、ケーブルカーの線路が敷かれているトンネルの出口は厳重に蓋をされる$${^{*9}}$$。これを見ていたら自分達は何か許されない場所から出てきたような感覚になった。トンネル内の換気の流れを制御する為の風門$${^{*10}}$$らしい。記念館の展示を一通り見る。トンネル建設の大変な苦労$${^{*11}}$$が伺い知れる。案内の方から集合時刻を告げられる。この集合時刻に間に合わなければ竜飛海底駅から乗車できなくなってしまう。集合時刻までは自由行動になった。

 記念館から出て、歩いて階段国道$${^{*12}}$$へ向かった。本来国道は車道が指定されるのだが、階段国道は何らかの事情$${^{*13}}$$で階段が設置され車両が通行できない状態になっている。国道だが階段になっているので「階段国道」と呼ばれている。ここも地理上の特異点$${^{*1}}$$ということで、そこに立つことを楽しみにしていたが、やはり現地に立ってみると他の特異点同様で大して面白くない。階段と国道を示す標識がある$${^{*14}}$$だけだ。地図を眺めながらの楽しみしかならない。

 ここよりもこの手前にある津軽海峡冬景色の歌碑の方が面白かった。歌碑の真ん中に赤いボタンがある$${^{*15}}$$。これを押すと石川さゆりが歌う「津軽海峡冬景色」が流れるようになっているが、歌詞の二番だけが流れる。二番の歌詞が「ごらんあれが竜飛岬」から始まるからである。歌碑だけではなくボタンを押すと歌が流れる仕掛けになっているところがいい。ボタンを押す度に竜飛岬の空に「ごらんあれが竜飛岬」と流れる。これは階段国道と違って現地に行かないとこの面白さは解らない。

 次に向かったのは竜飛岬の先端である。津軽海峡は国防上の要所なので旧帝国海軍の施設があった。今は自衛隊の施設がある。遺構探訪趣味の私$${^{*16}}$$としては必ず行かなければならない。ところがあるはずの遺構$${^{*17}}$$がない。それらしき遺構$${^{*18}}$$はあった。遺構の遺構である。なぜ撤去したのだろう。全く意味不明である。しかも中途半端な撤去の仕方だ。大方、役所の年度末の土木関連予算消化対象になったのであろう。歴史的遺跡を壊すなんて本当に馬鹿なことをしてくれた。

 他はないかと探し回ったが、大した物$${^{*19}}$$はなかった。戦争関係ばかりが遺構ではない。青函トンネル建設時に使われ、今は無用となって遺構になった物は数々残されていた$${^{*20}}$$。

 帰りも案内係の方から説明を聞きながら$${^{*21}}$$トンネル内を歩く。レール跡がいい雰囲気を醸し出していた$${^{*22}}$$。

 乗車する列車が来るまで海底駅の乗車口付近で、青森方面の列車が通過する$${^{*23}}$$のを見学しながら待つ。トンネル内のホームは結構狭い$${^{*24}}$$が、自由に行き来させてもらえた。帰りの列車$${^{*25}}$$が到着した。既に16時を回っている。函館に着くのは17時半だ。案内係の方も一緒にこの列車に乗り込んだ。北海道在住なのだろう。

 函館駅$${^{*26}}$$についてから市内のホテルに直行し、荷物を置いて市電$${^{*27}}$$で函館山に向かった。乗り込もうとした市電の運転手は私好みの非常に美しい女性$${^{*28}}$$で、一気に函館という街が好きになってしまった。これほどの美形が運転手をしているならば、地元で結構有名になっているに違いない。と思っている内に函館山の最寄り駅に着いた。雨が降り、雷が鳴り出したが構わず、函館山$${^{*29}}$$に上がって函館の夜景を見に行った。雨と雷との合間に素晴らしい夜景$${^{*30}}$$を拝むことができた。

*1 20061029 青森・北海道(4)
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*5 青函トンネル記念館 公式ホームページ
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*8 記念館案内 青函トンネル記念館 公式ホームページ
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*10 JR北海道函館支社 青函トンネルおもしろデータ
*11 JR北海道函館支社 青函トンネル完成までのあゆみ
*12 階段国道 - 青森県庁ホームページ
*13 Q&A一般国道
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*16 遺構探訪
*17 旧海軍監視所 - 青い森BLOG
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*27 函館市電|トップページ
*28 20030606 バロン吉元
*29 函館へようこそ!函館山ロープウェイで美しい眺めをお楽しみください。
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