こんにちは. 神経科学の在野研究です. 前回に引き続き,今回も”脊髄小脳変性症”に関連するお話をします. 本日のテーマは,”小脳疾患と嚥下の関係について”です. …
こんにちは. 神経科学の在野研究です. 最近,脊髄小脳変性症(SCD)の症例を担当する機会をいただきました. SCDの典型的な症状として運動失調を呈しますが,様々な型…
<結論> 「個人間の脳活動は互いに共鳴し,同期して活動しているのではないか」 U. Hassonら(2004) Intersubject Synchronization of Cortical Activity During Nat…
神経科学の在野研究
2020年6月21日 17:49
こんにちは.神経科学の在野研究です.前回に引き続き,今回も”脊髄小脳変性症”に関連するお話をします.本日のテーマは,”小脳疾患と嚥下の関係について”です.小脳疾患,特に脊髄小脳変性症(SCD)において誤嚥は重篤な問題であり,誤嚥性肺炎や低栄養のリスクにつながってしまいます.”なぜSCDで誤嚥性肺炎が多いのか?”私はこの疑問に対して,”運動失調のため,嚥下に関わる筋群の制御が
2020年6月14日 08:57
こんにちは.神経科学の在野研究です.最近,脊髄小脳変性症(SCD)の症例を担当する機会をいただきました.SCDの典型的な症状として運動失調を呈しますが,様々な型があり,型によっては多彩な非運動症状(特に自律神経症状)を呈することがあります.リハビリ職としては,SCDによる運動失調と二次的なDisuseが治療の対象となっていきますが,SCDの型により機能的な予後が異なるため,”型の鑑別”
2020年6月6日 19:50
<結論>「個人間の脳活動は互いに共鳴し,同期して活動しているのではないか」U. Hassonら(2004)Intersubject Synchronization of Cortical Activity During Natural Vision この論文では,従来の視覚や脳機能解明に向けた研究における,方法論的な問題点の指摘からスタートします.この方法論的な問題点の克服の仕方も