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フリーランス3年目。オンラインサロンで見つけた、私が実現したいこと

フリーランス3年目に突入した。

「自由と責任」でいうところの「自由」をめいっぱい謳歌した2年間だった。

編集・ライティングについて学びたくてオンラインサロン「箕輪編集室」に入会。目の前に来た球を全力で打ち返していたらライターになっていたし、書籍の編集にも関わらせてもらえるようになっていた。

ちなみに、この前ひさびさに叔母と話して、今はライティングの仕事をやってるよと伝えたら「まいちゃん、夢が叶ってよかったね!高校生のとき『将来ライターになる。ジャニーズに取材したいから』って言ってたもんね!」と言われた。

全く覚えていないんだけど、どうやらライターは長年の夢だったらしい。叶ってよかった。

フリーランスは100%自分の裁量でタイムマネジメントできる。1日の稼働時間や休日も自由だ。

私はとにかく仕事が大好きだったから、特に休みを設けず全力疾走していた。

仕事の話は楽しい。トラブルですらネタになるから楽しい。

でも30歳という年齢のせいか、プライベートではライフイベント、それも人には言いにくいネガティブなものの話題が徐々に増えてきた。

望まない妊娠、中絶、不妊、婦人科系の病気…。

私は「大変だね」「頑張ってね」と言うのもなんだか違う気がして、ただウンウン、と頷きながら聞くことしか出来なかった。

当事者でもない、医療従事者でもない、専門家でもない私はこれらについて話を聞いたとき、どうするのが正解なんだろう?

そんなもやもやを抱えながら日々を過ごす中、去年の8月に箕輪編集室の運営メンバーとはあちゅうサロンの主要メンバーとで交流を図りましょう、という食事会でナースあさみと知り合った。(主催してくれたのはCAMPFIREの村田アルマさん。ありがたき。)

看護師ということもあって、彼女との何気無い日常会話の中にはさらりとネガティブなライフイベントに関するエピソードが織り交ぜられていた。それは決して情緒的なものではなく、客観的な事実だった。

事実は事実としてただそこに存在していて、決して揺るがない。良いとか悪いとか、正しいとか正しくないとか、そういう話ではない。

「そういうものだ」と受け入れるしかないのだ。

そして「事実は一つ、解釈は無数」と言うように、大事なのはその事実を知って、自分の頭で考え、どう捉えるかということ。

私はあさみと知り合ったことで、望まない妊娠を避けるための手段や中絶、不妊、婦人科系の病気についての事実をたくさん知った。そして、一つひとつに対して思考する癖がついた。

いつしかネガティブなライフイベントは特別なものではなく、日常に馴染み、それらに関する知識は少しずつ私の中に蓄えられていった。

当事者でもない、医療従事者でもない、専門家でもない私は、ネガティブなライフイベントについて話を聞いたとき、どうするのが正解なんだろう?

この問いかけに対する私の答えはこうだ。

正解なんてない。ただ友人として、身内として、事実を受け止めるだけで良い。そして、出来るなら彼女たちに正しい情報が得られる場所、ヘルスケアに関するリテラシーを高められる場所を教えてあげたい。

リテラシーは武器になる。情報を知っていると知っていないとでは大きな差があるし、それについて自分の頭で考えたか考えていないかでさらに大きな差が生まれる。

正しい情報、一次情報を得たければ病院など専門機関に行けばいい。けれど、先日話題になった「予防接種の副反応に関する情報をInstagramで検索して不安になり、反ワクチンになりかけた」というケースもあるように、当事者が真っ先にアクセスするのはインターネットである、というのが現実だ。

実際私も少し不安なことがあるとすぐネットで検索する。もちろん、ソースは確認する。医師が監修しているかとか、運営元とか。

けれど、焦っているときって、正直そこまで気が回らない。頭が真っ白で、心臓が痛くて、指が震えて…。必死に泣くのを堪えている状況で、そのメディアが正しい情報を掲載しているかどうか冷静な判断をしろという方が酷だ。

じゃあどうすればいい?

「いざ」というときだけでなく、普段からアクセスしたくなるメディアがあればいいんじゃないか。いつでも立ち寄れる保健室のような、気軽に相談できるかかりつけの病院のような。そうすれば、不安になったときに真っ先にアクセスする、信頼に足る場所ができる。

そこまで考えて、居ても立ってもいられなくなった。

ネガティブなライフイベントが日常に馴染んで、ヘルスケアに関するリテラシーも上がる。これってまさに私があさみと出会ったことで体験したことだ。

そして、私は編集・ライティングを仕事にしている。あさみも看護師でありながら、書く仕事もしている。

さらに、私もあさみもオンラインサロンで運営を担っていたし、今は自分たちで主宰もしていて、いわば居場所を作ることに関して手と頭を動かし続けている。

これはもう、自分たちでメディアを作るしかない…!

そこからは早かった。web制作は迷わずみの編のあざみっくすに、そしてデザインはみの編&前田デザイン室のきわさんに依頼。この二人とはみの編でゲッターズ飯田さん手帳LPを一緒に作ったことがあるので、すごく心強い。

ロゴは、あさみとの共同マガジン「こじマガ」や主宰サロン「こじせか」のバナーデザインをしてもらった、#ゆるきりデザインのゆーきさんにお願いした。

そしてみの編運営で一緒だったあかねちんには、私とあさみの暴走を食い止める係として(!)ジョインしてもらうことに。

同じサロンに属しているので価値観の共有もできているし、既に一緒にプロジェクトを進めたことがあるからこその安心感、信頼感もある。

全員オンラインサロンに入らなければ出会っていなかったし、その出会いがなければメディアを立ち上げようとも思わなかった。そもそも、営業畑出身の私は書くことを仕事にできていなかった。

そう考えると、オンラインサロンはつくづく人生をブーストする場所だなと思う。みの編に入って、本当によかった。手を動かしてきて、本当によかった。

メディアをゼロから作るのは初めてだから、手探りなことばかり。

基本的にライティングは医療資格を持っている人にお願いしたいけれど集まるか不安だし、監修に協力してくれる医師の方をどう見つけていいかもわからない。

ヘルスケア領域のメディアはWELQの一件もあったから、法律周りをきちんと確認しながら進めるために弁護士さんも探したい。

ゆくゆくはアプリも作りたいからエンジニアさんの力も借りたいし、積立ができるようなサービスもリリースしたいけど金融周りの知識がなさすぎるからその分野に明るい人にも協力してもらいたい。

オリジナルブランドを立ち上げてプロダクトを作る企画も同時並行で進めているけど、これも初めてづくしでてんやわんや。

とにかくやるべきこととやりたいことが大渋滞。でも、まずはメディアに注力する。

メディア名は「CARE ME!」。

ヘルスケアに関するリテラシーを高めて、自分で自分のことをケアできるようになって欲しいという思いを込めている。

扱うテーマは「月経・妊娠・女性の健康に関するルールや仕組み・避妊・不妊・妊活・女性に多い病気の説明・手術や検査のCP(クリニカルパス:大まかな日程やフロー)説明」。女性にフォーカスしているけれど、男性にも読んでもらえるように工夫したい。

オープンは5月頭。

思いっきり自由を満喫したから、そろそろ責任とも付き合ってみようと思う。社会的責任と。

フリーランス3年目は、そんな年にする。

おまけ

ゼロからwebを作ってく様子はこのマガジンで発信していこうと思ってます。今後メディアを立ち上げたい!という人の参考になればいいな。

興味ある人はぜひ購読してね!


サポートしてくださったあなたには、こじらせ人間に絡まれないよう念力を送ります